2007-11-06

PCを新調した

 とりあえず、いい加減にAthlonXPの動画エンコードの遅さに嫌気が差したので、PCを新調することにした。自分で組もうかと思ったが、どうもショップブランドの、すでに組みあがっているPCを買っても、値段としてはあまり変わらないので、近所のDOSパラで買うことにした。自分で組むとなると、パーツもあれこれ悩むだろうから、かなり時間がかかるだろう。クロックの高いC2Dか、4コアのC2Qか迷ったが、考えてみれば、高いクロックといっても、性能は劇的に上がるというわけでもないし、ここは4コアを買っておくことにした。  早速家に帰り、Vistaをインストールする。とりあえずどの程度の性能かを試したくなった。しかし、いわゆるベンチマークテストの点数などを見ても、さほど実感がわかない。というわけで、より具体的な実験をすることにした。  まず、1080pのH.264の動画を4つ同時に再生してみることにした。デコーダはffdshow、すなわちffmpegのものだ。あっさりと再生できた。GPU支援など必要には思われない。  つぎに、DVDをx264でエンコードしてみることにした。AthlonXPでは、22分の動画の2パスエンコードに、3時間もかかっていたソースだ。さっそくエンコードを開始すると、16fpsほどの速度であった。この速度では、2時間程度でエンコードが終わることになる。どうも納得がいかない。そこで4つのスレッドを使ってみると、なんと46fpsも出るではないか。これはすばらしい。25fpsの動画なので、実時間程度で2パスエンコードができるということになる。出来上がった動画を比べてみたが、違いはわからなかった。これはすばらしい。思うに、C2Qでも、1コアあたりでは、メモリの速度分ぐらいしか、エンコード速度が上がっていないように思われる。まあ、かなり重いオプションを指定しているので、エンコードの大部分がメモリの読み書きなのかもしれないが。  さて、Vistaの使い心地はどうか。Aeroであるが、なかなかかっこいい。ただし、半透明はどうも気にいらない。もちろん、ただの半透明ではない。それではあまりにも後ろの内容が目立ったしまうので、Vistaでは、スリガラス状の半透明という工夫をしている。しかし、やはり必要ないものは必要がない。半透明を使うのはやめておいた。配色を黒っぽくすると、かなり格好がいい。気に入った。  さて次、HDDの中を見ようとしても、エクスプローラの左側にツリー表示がされないのが気になった。どうしたら表示させられるのかいろいろ探していたが、あることに気がついた。アドレスバーがガラリと変わっている。これは実に便利だ。これに慣れてしまうと、なぜついさっきまで、ディレクトリのツリー表示がなければならないと信じていたのか、つくづく疑問に思う。  コントロールパネルなども、かなりの設定ダイアログが変わっていた。まあ、これも特に問題は無いように思う。ただ、サウンド関連のダイアログは、勝手がかなり違うので戸惑った。それから、XPでは画面のプロパティなどという名称だったと記憶しているが、日本語版のVistaでは、個人設定となっていた。うーん、何か違和感がある。  もっと早く移行しておけばよかった。しかし、その場合は、クワッドコアなCPUなど買えなかったであろうし。まあ、悩みは尽きないものだ。  

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