1994年10月17日に、Eolas社が、「ハイパーメディアドキュメントの埋め込みオブジェクトを、外部アプリケーションを使って自動的に呼び出す方法」なんて、一般的過ぎる特許を出願して、何をトチ狂ったか、1998年11月17日に、特許が認められてしまった。で、Eolas社はこれを使ってMSをゆする特許侵害で訴えるわけだ。これが見事、常識的な判断をしないアメリカ司法で認められてしまった。おめでとう。おかげさまで、Flashを使う際には、クリックして有効化しなければならなくなった。ユーザの操作によって有効化すれば、自動的ではないという理屈だ。wtf! Fuck Eolas! Fuck US patent system! Fuck Dr. Michael David Doyle!
しかし、何とかしなければならない。特許は、外部アプリケーションを自動で呼び出すというものだ。そこでMSやその他の言葉遊びが好きな人々は、こう結論した。「もし、外部のJavaScriptファイルをつかって、object要素を動的に生成すれば、それは特許侵害に当たらない」と。
そのおかげで、我々は、直接objectタグを書けばすむものを、わざわざJavaScriptで生成しているわけだ。
2008年の4月には、どうもこのIEの挙動が元に戻されるようだ。どうやら、MSはEolas社とライセンスを何とかしたらしい。じゃ、Operaは? Firefoxは? Safariは? どうすりゃいいんだ。
というわけで、JavaScriptを使ったライブラリを使うのが、最も手っ取り早い。
http://code.google.com/p/swfobject/
swfobjectの2.0が開発中だ。まだ完成はしていないが、十分使える。
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