object要素の汎用的な使い方を説明してみようと思う。
まず、画像を描画するには、img要素を使う。
しかし、imgというのは、どうも限定的だ。これは画像しか描画できない。第一、画像とはなんだろうか。PDFは画像か? SVGは画像か? WMFやXPMは? そもそもHTMLは描画できるコンテンツだ。ここで、なんでも描画する、汎用的な要素がほしいところだ。object要素は、まさにそういう理想のもとに作られた。
この下に、画像が描画されているはず。なぜかIEが、</object>がないと意味不明な描画をする。どうも、object要素は、そのコンテンツとして、等価なテキストを入れておくことが推奨されているようだ。
まあ、現実は、理想とは違う。IEが非常に奇妙な描画をする。objectはとても汎用的なので、画像のほかにも、動画やテキストファイル、HTMLなど、およそ描画できるものは何でも描画できる規格になっている。現実は、理想とは違うが。
例えば、今度はHTML/XHTMLを描画してみよう。これには、従来iframeが用いられてきた。
これを描画すると、次のようになる。
しかし、またここで思う。iframeとは、(X)HTMLしか描画できない、限定的な要素だ。もっと汎用的にはいかないものか。そこで、object要素が登場する。
描画できるかな?
まあ、理想と現実は、だいぶ違う。しかし、IE7だけはありえない。object要素はその他にも、動画なども表示できそうなものだが、唯一対応していたFireFoxでも、QuickTimeのプラグインが必要ときたものだ。QuickTimeは嫌いなので、動画の再生はできない。やれやれ。
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