2008-06-17

ペットとしてのブタ

京阪三条駅にあるブックオフに行ったところ、森鴎外全集があった。森鴎外全集といっても、森鴎外の文書の多くは、書簡や論文など、楽しみつつ読む代物ではない。その中に、ファウスト考があった。これは森鴎外が、ファウストについて総合的に解説したものである。肝心のファウスト自体はなかった。このファウスト考と、芥川龍之介の本を二冊買って、帰路に着いた。

帰り道は、鴨川の横を通る。芥川龍之介の羅生門を読みつつ、ブラブラと歩いた。やがて、羅生門を読み終わり、手塚治虫の漫画に出てきそうな偉大なる鼻を苦にしている坊主の話に差し掛かったところで、前方に、犬を連れた夫人がいることに気がついた。犬はしきりに、「ブッ、ブッ」という、妙な息を吐いている。まさに追い越そうとしたとき、その犬は、実に変わった鼻と、不思議なヒヅメを持っていることに気がついた。何ぞ知らん。その犬だと思っていた四足の動物は、果たしてイヌではなく、ブタだったのである。

私「あのう、すみません。その、これは、ブタですよね」
夫人「ええ、ブタなんです」
私「ええと、ペットなのでしょうか」
夫人「ええ」
私「ブタというのはペットショップに売っているものなのでしょうか」
夫人「最近は売っているらしいですね。でもこの子は知り合いの牧場で生まれました」

そのブタは小型犬ぐらいの大きさで、黒毛であった。今日は機嫌が悪いらしく、すぐに道端に寝転んでしまう。しかし聞くところによると、機嫌のいい日は、三条から七条まで(4kmぐらい)、トコトコ駆けていくらしい。大人しい性格をしていて、暴れることはないんだとか。雑食なので、エサにはそれほど気を使わなくても良いとか。しかし好きなように食べさせすぎると、とても大きくなってしまうので、食事制限をしているのだとか。

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