ドラえもんの一巻を読んでいたら、「ペコペコバッタ」の回で、ある悪徳警官が、「ベトナム戦争も、光化学スモッグも、物価の値上がりも、みんなぼくの責任です。」などと言っている。時代を感じる。
また、「○○が××と△△する」の回では、しずかちゃんが万年筆を使っている。しかも、吸引式である。インクが飛び出ることをオチにしているのだが、今の人には分からないだろう。
実際、万年筆を使っている私にも、実感できないのだ。昔の万年筆は、振ったらインクがドバドバでるようなものだったと聞いている。しかし、最近の万年筆は、作りが良くなっていて、よほどの衝撃が加わらない限り、インクが飛び出ることはない。しかも、ごく少量しか飛びでない。また、最近の万年筆は、カートリッジが主流で、インクを直接使いたければ、コンバーターを使うようになっている。モンブランやペリカンは、未だに吸引式の万年筆を扱っているのだろうか。私はプラチナ万年筆しか使っていないので、その辺は不勉強である。第一、日本の万年筆のシェアの第一位は、おそらくパイロットであろう。パイロットはカートリッジかコンバーターである。プラチナ万年筆は、コンバーターにはあまり力を入れていない。まずカートリッジ限定である。吸引式の万年筆など、本当に趣味の世界でしかない。そもそも、万年筆自体が趣味か。ボールペンより、よほど使いやすいと、個人的には思うのだが。
まあ、時代精神と言えば、のび太のパパの着流しとか、スチール机とか、他にも色々あるのだが。
続く、かもしれない。
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