2010-01-11

C++0x本:とりあえず今のところの構想

日本語で書く。さすがに、functionとか、typeといった単語を英語で記述するのは無理がある。とりあえず、その用語を解説するときに、英語を併記する。C++WG JPのメンバーからでさえ、「専門用語は全部、英単語だとか、そんな日本語の本は読みたくない」と言われているのだ。全部、英単語にするのは無理がある。

言語を、相当深く解説するときのみ、英単語を使う。例:ADL, SFINAE等

章をどのように分けるかというのは、未だに迷っている。規格の目次のように分けるのが、取りこぼしがなくて完璧だと思う。しかしその場合、人間がひとかたまりの機能だと認識している機能群が、バラバラに説明されてしまい、分かりにくいという懸念がある。また、move semanticsなどを、どこで説明していいのか分からない。

ひとまとめに説明するのと、個々に説明するのと、両方いれるべきか。あるいは、基本編と詳細編に分けるべきなのか。

何にせよ、恐ろしくページ数がかさむ。言語仕様だけでも、一冊に収まるかどうか分からない。どうすればいいのか。

2 comments:

  1. その場合、Two Phase Name LookupとかTemplate SpecializationとかArgument DeducationとかStandard Conversionとかは訳すということでしょうか? まあ、functionとかtypeとかexpressionは御免ですが、そうでなければ、別にどのようなものでもいいのですが。

    1冊に収まらないのであれば、「どのように」の部分をまず上梓して、再度声が掛かったら「なぜ」を書くというのはどうでしょう。

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  2. その辺も微妙なんですよね。
    Template Specializationは、特殊化という訳語が一般的だと思いますが、
    その他の概念は、今まで積極的に日本語で解説された本が出ていないので、一般的な単語がないのです。

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