2010-12-13

無料の店、強盗にあうこと

CBC News - Edmonton - Thieves target Edmonton free store

エドモントン(訳注:カナダのアルバータ州)にある、ちょっと風変わりな店に、二人組の強盗が押し入ったことで、店長は、首をかしげている。

なぜ押し入る必要があるのか、と店長は言う。店にあるものはすべて、無料なのに。

84番街と118番通りの近くにある、このフリーストアは、今年、開いたばかりである。ここでは、2ドルを支払うことで、店に不要な物を引きとってもらうことができる。お客は、店にあるものを何でも、無料で手に入れることができる。

店の共同経営者であるBrandon Tysonは、木曜日の夜に店に来たところ、二人組の男が店内にいるのに気がついた。彼らは窓ガラスを蹴破り、店内にはガラス片が散乱していたのである。

「無料の店として、我々は誰かが強盗に押し入るなどということを想定していませんでした。というのも、次の日にやってきて、全部無料で持って帰ればいいのですから」とTysonは言う。「まあ、それでも、強盗というものは、いるんですね」

Tysonは二人組の強盗未遂を店の外まで追いかけ、捕まえた上で、警察を呼んだ。二人組は酒に酔っていたという。

Tysonは、この事件は実に奇妙だと言う。

「ここは無料の店なのです」と彼は言う。「ここにあるものは全部無料で持って帰ることができます。そうすることによって、これらの資源は、ゴミの埋立から免れるわけです」

「そういうわけで、ここに実際に誰かが押し入って、物を盗んでいくというのは、実におかしいのです。いいジョークのネタになりますな」

彼らが処罰されたかどうかは不明である。

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