2010-12-01

mixiが派手に失敗している件

もう、SNS需要は一巡している。つまり、SNSに興味を示すユーザーは、すでにどこかのSNSサービスを使っているであろう。つまり、SNSは、もうこれ以上ユーザー数を増やすことはできないのだ。

これはSNSにとって問題である。従来、SNSの収入は広告に頼っていた。今では、SNS内のゲームによる収入もかなりあるが、やはり、まだ広告の力は大きい。手っ取り早く広告収入を上げるためには、ユーザー数は多ければ多いほどいい。また、新規ユーザーを常に獲得しなければならない。というのも、新規に入ってきたユーザーは、すでにいる興味が覚めたユーザーより、より多く操作をするので、広告収入もより得られるであろう。

広告収入を上げるには、Webサイトで操作している時間を増やすのが、非常に効果的である。

しかし、SNS需要はすでに一巡している。得られないものを得るためには、新規の何かが必要である。従来、ほとんどのSNSというのは、招待制であった。つまり、一見さんお断り、既存ユーザーから招待されない限り参加できないというものであった。これは、ユーザーの急激な増加を防ぐというよりは、単に話題取りのための仕様であった。SNS需要が一巡した今、そのような宣伝は取り除かれなければならない。

今回、mixiは、アカウントに紐付けられている、メールアドレスによる検索を可能にした。これは、一時的な広告収入を得る手段として、素晴らしいといえる。私は正気である。広告収入を上げる手段として、素晴らしいのだ。

なぜ素晴らしいのか。というのも、従来、アカウント用のメールアドレスは公開されていなかった。そのため、ユーザーは、そのことを前提にした活動をしていた。これを急に変更するとどうなるのか。メールアドレスに対して、素晴らしい個人情報が得られるのだ。あらゆる利用が考えられる。検索しない手はない。すなわち、操作が増える。操作が増えると、広告収入が上がる。

もちろん、これはユーザー側からすれば、個人情報の切り売りである。とんでもないことである。だから、私のようなパワーユーザー(笑)は、この手のサービスに対して、実際に使っているメアドとは別の、捨てアドを設定しておくのだ。しかし、捨てアドとはいえ、複数のサイトで使い回しているアドレスである。これが公開され、紐付けられてしまうのは、やはり困る。

まあ、私などは、mixiは単に登録しているだけである。日記は、このブログのRSSを流し込んでいるだけだ。しかし、そろそろ手を切るべき時期だろう。足あとによると、私のmixiアカウントを定期的に見ているのは、三人ぐらい。このブログ記事が、mixi日記に流し込まれて、登録してある友人が見るまでの数日、アカウントを保持して、それから消すことにしよう。

ニコニコ動画に引き続き、mixiも終わったか。日本のインターネット史を編纂する際には、必ず言及されるであろうサービスだ。栄枯衰勢というか、諸行無常というか。

次に消えるサービスはなにか。オンラインブックマークは、すでに下火である。はてなブックマークも、Diggも、かつての勢いはない。Micro bloggingは、死ぬべきである。ただ、これは、ブログに長文を書けない者、リテラシーのない者への、文盲用サービスとして、しばらく生き残るだろう。

私がまだしばらく使うであろうと思われるWebサービスは、メールとフィードリーダーである。私の場合、GMailとGoogle Readerを使っている。

まだ、Eメールに置き換わるプロトコルは発明されていない。たとえばこのmixiの問題にしたって、いまだにメールが重要だからこそ、問題なのだ。これが、単にログインIDで検索できる程度なら、それほど問題にはならないだろう。ログインIDは、それほど重要ではないからである。

Webの多くの更新情報は、単純なテキストで表現できるので、フィードは便利である。わざわざWebサイトを巡回しなくてもよい。そう、まだフィードリーダーが一般的ではなかった頃、かつては巡回と称し、お気に入りのサイトの更新を、手動で確認する原始的な更新チェックが行われていたのだ。いまだに少し力を持っている、ニュースサイト(フィードすら提供していない日々更新されるリンク集)なるものも、あの時代の名残であると言える。

メールとフィードは、いつ廃れるだろうか。その時、一体我々は何を替わりに使っているのであろうか。

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