2012-03-27

clangを再コンパイルするときの注意点

clangのbinディレクトリにパスが通ったままだと、configureはデフォルトでclangを使おうとするので注意。もちろん、今のclangはセルフホスティング可能なレベルに達しているが、やはりtrunkから引っ張ってきたソースで、次のclangをコンパイルするのは不安だ。

さて、clangはmakeを多用している。ひとたびconfigureしたならば、clangをビルドする際のほとんどの作業は、makeで済ませることができる。

clangをSVNから引っ張ってきてビルドするには、最低でも三箇所から別々にチェックアウトしなければならない。もちろん、そんなことは手動でしたくないので、make updateを使う。これにより、自動的にすべての場所からチェックアウトしてくれる。

また、もしmakefileに変更があれば、再びconfigureする必要がある。もちろん、makefileのアップデートがあったかどうかを目diffするのは面倒なので、make preconditionsを使う。これにより、makefileの更新を確かめて、更新があればconfigureする処理を自動でしてくれる。

それにしても、UNIX環境ではmakeは変態的に活用されがちだ。たしかに、ほとんどのUNIX環境では、make、とくにGNU makeがまず存在する。だから使う気持ちもわからないことはないのだが、やり過ぎではないかと思うこともある。

2 comments:

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