Ubuntu 12.04がリリースされたので、11.10からアップグレードした。
アップグレードには、インストールしているソフトウェアすべてが更新されるので、所要時間は環境によって異なるのであろうが、私の場合、ダウンロードの時間を除けば、二時間半かかった。あらかじめダウンロード元をftp.jaist.ac.jpに設定しておいたが、ダウンロード速度は16Mbpsぐらいでていた。まあ、悪くない速度だ。
ひとつ感心したのは、インストールにかかる推定時間が、かなり正確だったという事だ。少なくとも、悪名高いWindowsのファイルコピーダイアログとは大違いだ。
「いまちょうど町外れにいるから、15分ぐらいで着くと思うよ」
「いや、やっぱり6日ぐらいかかるかな」
「いや違う。後30秒だな」Windowsのファイルコピーダイアログの作者、友人宅を訪問すること
さて、いくつか気がついたことを挙げる。
日本語フォントのfontconfigの設定が修正されていて、日本語フォントが正しく選ばれるようになっている。
Unityのランチャーの挙動がだいぶ変わっている。以前は常に表示されていて、ウインドウが重なった時に自動で隠れ、マウスポインターを合わせると表示されるという挙動だった。12.04では、常に表示するか、常に自動で隠すかの選択性となっている。ただ、どうもAuto-hideにした場合の、マウスポインターの反応が非常ににぶく設定されている。sensitivityを最大にしても、マウスポインターの移動量が相当でないと出現しないようだ。これは、キーボードショートカットで出現させた方がマシなレベルになっている。たしかに、以前はあまりにも敏感にマウスポインターに反応しすぎていたので、時々邪魔に感じることもあったが、この挙動もどうかと思う。どうも挙動が両極端だ。
また、ランチャーにあるファイルマネージャーのNautilusのクイックリストに、新しいウインドウで開く項目が追加されている。ランチャーのソフトウェアがすでに実行されている場合、ランチャーのアイコンをクリックすると、既存のウインドウを表示するので、複数のworkspaceを使っていると、結構面倒だったのだ。これは当然の変更だろう。
また、12.04からは、ffmpegのサポートが打ち切られ、libavに切り替わっている。ffmpegのパッケージが空っぽになり、libavに依存するようになったので、ffmpegをインストールしているユーザーは、12.04のアップデートで、libavが入っているはずだ。
また、12.04では、ウインドウをドラッグしたときの明らかなラグがなくなっている。これは12.04で修正されると知っていたのだが、実際確認してみるまでは安心出来なかったのだ。
ちなみに、すでにカーネルイメージのアップデートが来ているので、12.04のインストール後はアップデートのために、もう一度最起動しなければならない。
GNU/Linuxの普及を妨げる最大の理由は、多くのディストロが、かなり変化に積極的なところだろうか。半年ごとに操作性がコロコロ変わっていては、やはり一般受けはしないのかもしれない。信じられないことに、未だにWindows XPのUIが一番いいと考える人間もいるのだ。
当然「XPのUIが一番いいと考える人間」はいるでしょう。
ReplyDeleteUSキーボードじゃなきゃいやだとか
コントロールキーはタブの下じゃなきゃいやだとか
と一緒で変化を受け入れられない
または
受け入れたくない
人はいっぱいると思いますが。
いちいち他を蔑まんと自分が使ってるものを褒めることも出来んのか
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