今年のFOSDEMで、Wine開発者のStefan Dösingerが、Wineにおけるゲームの実行について語っている。
WineではDirectXはOpenGLに変換しなければならないので、その分オーバーヘッドがある。
WineはいまだにDirectX 10/11に対応していない。
nVidiaの不自由なドライバーはマシだ。パフォーマンスも優れている。ただし、不具合報告への返事が少々遅い。
AMDの不自由なドライバーはダメだ。数年前よりはマシになってきているが、やはりダメだ。ただし、不具合報告への対応は返事が早い。AMDの不自由なドライバーはWindowsにおいてすらOpenGLの実装がおろそかだという。
オープンソースのMesa/Gallium3Dドライバーは、OpenGL対応が遅れている。
"Apple... No!" AppleのOpenGL実装はあまりよろしくない。不具合報告のリストが公開されていないし、返事は、実際に問題が修正されるまで返ってこない。そのため、開発者の間で不具合報告が重複する。もし修正された場合、不具合を報告してから、忘れた頃に「おーい、こないだの不具合報告、修正しといたから」と返事が来る。「お・・・おう。知らせてくれてありがとな」というしかない。
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