Court denies Grooveshark DMCA protection for songs like “Johnny B. Goode” | Ars Technica
DMCAにより、WebサイトはいわゆるSafe Harborな地位を手に入れた。たとえばユーザーがアップロードする著作物を受け付けて公開するようなWebサイトでは、DMCA取り下げ要求を処理すれば、Webサイト自体が著作権侵害に問われることはない。これにより、動画サイトなどは、ユーザーがアップロードする動画を、著作権侵害の恐れなく公開できる。もし、ユーザーが著作者ではなく許諾も得ていない他人の著作物を侵害する動画を上げた場合(大量のユーザーが大量にアップロードするので、到底事前にチェックできない)でも、DMCAが送られ次第削除すればいいのだ。
ところが、アメリカ合衆国というのは州法と連邦法がごちゃごちゃで、どうも裁判の結果、DMCAには歴史的な経緯のみ解決問題が色々とあり、法解釈の結果、1972年2月15日以前に州法でライセンスされた歌は、DMCAの適用範囲外であるという。
つまり、昔の歌にはSafe Harborが働かないので、Webサイト自体が著作権侵害に問われる。
しかし、DMCAが適用されないという事は、DMCA取り下げ要求も無効という事になり、権利者としても正式な訴訟を起こさなければならなくなるだろう。
ちなみに、YouTubeなどの大手動画サイトには影響しない。なぜならば、このような大手Webサイトは、すでに音楽パブリッシャーと独自の同意をしていて、パブリッシャーの判断で勝手に動画を取り下げていいような仕組みを作っているからだ。
著作権法はどの国も歴史的経緯から無駄に複雑になっているものであるが、アメリカ合衆国は特にひどいと思う次第。
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