Building my Own Laptop « bunnie's blog
Update on Our Laptop (aka Novena) « bunnie's blog
オープンなラップトップを作ろうとしているプロジェクトらしい。
このラップトップは、できるだけオープンな部品を組み合わせてあり、また仕様は全て公開され、もちろんNDAを結ぶ必要はないので、誰でも自由に自作できるらしい。
オープンなハードウェアを作るというプロジェクトは過去にもいくつかあったが、いずれも、ソフトウェアはともかく、実際のハードウェアの技量や、製造の困難さから、途中で頓挫している。このプロジェクトは興味深いことに、すでに試作品の基盤を製造させているのだとか。これをもとにさらに設計を練り直すという。
いつ完成品を販売するのかとか、値段とかは、まだなにも決定していないそうだ。いずれ、それなりに出来上がったら、当初は「資格ある者」に限定して販売するそうだ。これは、まだド素人でも扱えるほどの完成度ではないので、無駄なトラブルを避けるために、「オープン」の意味がわかり、自力でハックできる能力をもった資格ある者のみに限定するそうだ。これにより、ユーザーサポートよりも開発に時間を費やせるとしている。
ムーアの法則がそろそろ通用しなくなり、また基盤設計や作成にかかるコストも、相対的にかなり安価になっている。今後もますます安くなるだろう。いずれ、ハードウェア・ルネッサンスのようなものが花開くのではないかという声もある。
具体的にどういうハードウェアになるのかというと、まずCPUはARMだ。FreescaleのiMX6Qを使う。
GPUはVivante社のものを使うらしい。残念ながらこれは、不自由なバイナリブロブのファームウェアを必要とする。
Wi-Fiをつける場合にも、やはり不自由なバイナリブロブのファームウェアが必要になる。
GPUとWi-Fi、やはりこのふたつは現代における自由ソフトウェアの厄介事だ。ただし、ディスプレイもWi-fiもいらないというのであれば、バイナリブロブのファームウェアを使わずブートして動作させることも可能だそうだ。
その他は、まあ普通のラップトップにあるような外部ポートである、USBとか1Gbit ethernetとかもある。
面白い機能として挙げられているのが、とても興味深い。なんと、FPGAを搭載しているのだという。なんとも面白そうなオモチャだ。
そのほか、ディスプレイパネルも今の試作品で使っているのはLG LP129QE: 12.85″, 2560 x 1700 pixels (239ppi)だったりと、なかなか興味深い。
まあ、販売するとしても、今はまだお高くなりそうなオモチャだ。
不自由なbloggerや不自由なplegie.comや、不自由なTwitterをなんで使ってるんですか?すごく不思議です
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