ディベロップメントエンジニアという、企画段階で没になった資格の教本がある。この本は、全体的によく書けているのだが、デザインレビューという章がとても香ばしい。
この教本によると、デザインレビューをするには、ソースコードを印刷した紙を相手に渡し、ソースコードの原作者が、ソースコードを音読して伝えるものらしい。これをすることにより、技術者はコードに自信を持つことができる。また、デザインレビューは人事査定のために重要である。たとえ、上司や先輩が技術を知らなかったとしても、知らないなりにレビューできるという。
また、デザインレビューのために必要な部屋割りや椅子の配置方法など、わけのわからない記述が満載なのだ。
この教本の所有者によると、おそらく当時、教本を制定するときに、超有名大企業から超エライ、社内で持て余しているアホが左遷されてやってきたのではないかということだ。おそらく、その企業には出世の道は管理職になるしかなく、COBOLプログラマーとしてはそれなりに成果を上げたアホが、管理職になって悲惨なことになったのではないか。あまりに超エライために、日本語としてすら破綻しているデザインレビューの章が、査読を通ってしまい、印刷までされて、各地の教育機関にレビューするよう配られたらしい。この教本の所有者によると、おそらく当時、裏で手を回して、レビューを落とすように頼んだのではないかという話だ。
この本を紹介したところ、ギークハウス新宿に住んでいる人が、非破壊スキャナを持っているので、ぜひスキャンしようではないかという話になった。そこで、ギークハウス新宿に出かけていった。
ギークハウス新宿は、男が10人ほど一軒家で住んでいる。たまたま、全員技術者であるという。なかなかいい環境だ。
また本をスキャンした翌日、ギークハウス新宿の人間に案内してもらい、秋葉原にも行った。目的は、カタンのドイツ語版と、不自由なゲーム専用機であるファミコンとスーパーファミコンの実機だ。
残念ながら、カタンのドイツ語版は、いま日本では入手困難らしい。中古市場を回るしかないのだという。
さて、ファミコンとスーパーファミコンの実機は、無事に入手することができた。これで、いつでもレトロゲームが楽しめる。
その日は、ギークハウス新宿でピザをごちそうになった。なるほど、手作りのピザは面白い。生地から作るのは面倒だから、生地は買ってくるとして、その上に具材を載せればピザになる。妖怪ハウスでも、今度作ろうと思う。
さて、暇を見つけて、まだ行っていないギークハウスや、あるいは似たような性格のシェアハウスを、おいおいめぐってみるとしよう。
デザインレビューをするには、ソースコードを印刷した紙を相手に私、ソースコードの原作者が、ソースコードを音読して伝えるものらしい。
ReplyDelete確かに日本語として破綻してますな。(冗談です。)
「声に出して読みたいソースコード」
ReplyDeleteこれは流行りそう。
私が働いている某大企業が持つ某大工場のシステム改造においては、オンラインする前にソースコードをプリントアウトすることが義務付けられております。またその紙とにらめっこしてコロンとセミコロンとを間違えていないか、コンマとピリオドとを間違えていないか、といったチェックリストを埋めることになっています。
ReplyDeleteそのデザインレビューという章を設計したのはウチの会社の超エライ人かもしれません。
まともな部分を書いた人がお気の毒です・・・
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