公式の未改変Minecraftクライアントから接続してDockerの管理ができるMinecraft互換サーバー、Dockercraftが公開されている。
Dockercraft
Dockercraftの実行方法
1. Minecraftのインストール: Minecraft
Minecraftクライアントは改変していないので、公式リリースをそのまま使える。
2. Dockercraftイメージをpullするかビルドする。
docker pull dockercraft
もしくは、
git clone git@github.com:docker/dockercraft.git docker build -t dockercraft dockercraft
3. Dockercraftコンテナーを実行する
docker run -t -i -d -p 25565:25565 \ -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock \ --name dockercraft \ dockercraft
Docker remote APIを使うには/var/run/docker.sockをコンテナー内でマウントする必要がある。
Minecraftサーバーのデフォルトのポートは25565だ。他のポートがいいのであれば、"-p <port>:25565"
4. Minecraft > Multiplayer > Add Serverを開く
サーバーアドレスはDockerホストのIP。デフォルトのものを使っているのであればポート番号を指定する必要はない。
Docker Machineを使っているのであれば、"docker-machine ip <machine_name>"
5. サーバーにjoinする。
少なくともひとつのコンテナーが世界に見えるはずだ。それはDockercraftサーバーをホストしているものである。
レバーとボタンを操作することで、コンテナーをスタート、ストップ、リムーブできる。Minecraftのチャットウインドウから一部のDockerコマンドがサポートされている。チャットウインドウはTキー(デフォルト)か/キーで表示される。
実装
Mnecraftクライアント自体は改変していない。操作は全てサーバーサイドで行われている。
Minecraftサーバーには、Cuberite.orgを用いた。C++で書かれた独自のMinecraft互換ゲームサーバーだ。GitHubレポジトリ
サーバーはLUAで書かれたスクリプトをプラグインとして受け付ける。そこでDocker用のものを書いた。(world/Plugins/Docker)
残念ながら、このプラグインと通信するいいAPIがない。ただしwebadminがあり、プラグインは"webtabs"に応答できる。
Plugin:AddWebTab("Docker",HandleRequest_Docker)
つまり、プラグインは、http://127.0.0.1:8080/webadmin/Docker/Dockerに送られたPOSTリクエストを見ることができる。
Goproxy
Docker remote APIのイベントはGoで書かれた小さなデーモン(go/src/goproxy)によってLUAプラグインに送られる。
func MCServerRequest(data url.Values, client *http.Client) { req, _ := http.NewRequest("POST", "http://127.0.0.1:8080/webadmin/Docker/Docker", strings.NewReader(data.Encode())) req.Header.Set("Content-Type", "application/x-www-form-urlencoded") req.SetBasicAuth("admin", "admin") client.Do(req) }
デーモンにリクエストを送るため、LUAプラグインからgoproxyバイナリを匹数付きで実行することもできる。
function PlayerJoined(Player) -- refresh containers r = os.execute("goproxy containers") end
貢献
Dockercraftをハックしたいならば、Docker's contributions guidelinesを参照。
これで、仕事中にMinecraftで遊んでいても、「Dockerの管理をビジュアライズしてくれる便利なツールなんです」という言い訳がたつ。
「なるほど、しかしなぜ大規模なクラフトをする必要があるんだね?」
「Docker操作を自動化するために必要な論理回路を組んでいます」
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