Libreboot T400 | Ministry of Freedom
自由ソフトウェア財団も認定する自由なコンピューターとして、Minifree(Ministy of Freedom、自由省)からLibreboot T400が発表された。
これは、Lenovo T400の中古品で、ファームウェアが完全に自由なBIOS実装であるLibrebootに変更されている。悪名高いバックドア実装用実行環境であるIntel Management Engineを無効にしても動く旧世代のCPUを使っている。ブートローダーには自由なブートローダー実装であるGrub 2が使われている。OSはUbuntuから不自由パッケージを取り除いた自由なGNU/LinuxディストロのTrisquelを使っている。
価格は、メモリ8GBでSSD240GBのものが678ユーロ(9万円)だ。
ところで、しばらく前にKickstarterで話題になったPurismだが、この機会に調べてみると、どうやら宣伝と違い、全然自由ではないようだ。
まず、CPUとチップセットが、Corebootで現在完全に自由な実装に置き換えているものではない。さらに、バックドア実装用のIntel Management Engineが無効にできる旧世代のCPUではない。さらに、購入者の話によると、出荷時のBIOSはCorebootではなくプロプライエタリな商用BIOSだったという。
自由なBIOS実装といえば、Corebootが有名だったが、Corebootは現在、プロプライエタリなバイナリブロブに汚染されてしまっている。
かわりに、Librebootを使うべきだ。こちらには自由な実装しか含まれていない。
librebootのFAQには興味深い情報がたくさんある。
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