2018-01-19

3月に出版される「江添亮の詳説C++17」が予約できるようになった

3月に発売されるC++17の新機能をすべて解説した参考書、「江添亮の詳説C++17」が予約できるようになった。例えばアマゾンでは以下から予約できる。

江添亮の詳説C++17 | 江添 亮 |本 | 通販 | Amazon

「江添亮の詳説C++17」は、私の名前を冠するエゴの強い書名になっている。これは、次にC++によるプログラミング入門書を出したいために、名前をブランド化する試みだ。これがうまくいくかどうかはわからないが、

江添亮の詳説C++17は、GPLv3でライセンスされる。本のソースコードはGitHubで公開されている。まだもう少しは修正が聞くので、PRを投げてコントリビュートするなら今がチャンスだ。

https://github.com/EzoeRyou/cpp17book

GPLv3なので、本の組版に使ったtexのソースコードも公開されている。わたしはtexに詳しくはないが、できればビルドするためのドキュメントやMakefileなどを整備していきたい。

ちなみに、前回のC++11/14の参考書は、CC-BY-SAでライセンスされている。

https://github.com/EzoeRyou/cpp-book

すでに書いたように、次はC++によるプログラミングの入門書を書く。そのために色々と準備をしている。まず初心者の気持ちを再び味わうために、Haskellに入門した。Haskellは私の知っているプログラミング言語とはだいぶ違う言語であり、最初の数日はとても苦労した。なにより、環境構築が難しいということがわかった。次に書く入門書は、まず環境構築を丁寧に説明しなければならない。環境構築は慣れたものであれば何も意識しないが、何も知らない者にとっては意外と難しいものだということを身をもって学んだ。

C++の入門書はすでに多く書かれているが、いずれも古びてしまい、最新のC++からかけ離れてしまっている。

プログラミングの入門書を書く準備は整ったのだが、もう少しだけ寄り道をして、ブール代数を本格的に学ぼうと思っている。いままで表面的に浅くしか学んでいなかったが、この機会に深く学んでおきたい。

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CC BY-ND 4.0: Creative Commons — Attribution-NoDerivatives 4.0 International — CC BY-ND 4.0

5 comments:

  1. コンソールからgccでコンパイル~とかいう系統の入門書だと
    デバッグのやり方を教えてくれないことが多い気がする(個人の感想です)。
    大学の情報処理演習とかもそんな感じ。

    条件付きブレークポイント、ステップ実行、変数内容ウォッチみたいな
    超便利な機能がIDEにあるってことをなぜ教えてくれないのか。

    テキストエディタでソース編集して、gccコマンドでコンパイルして、./a.outで実行
    デバッグ? printfで変数の中身表示すればいいだろ
    とか、そういう非効率なのは最初だけで良いよもう。

    入門本で江添亮がVisual Studioに言及するかどうか注目したい。

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  2. 自分がVCを使う90%の理由がビジュアルデバッガです。
    最近のアップデートでC++17に70%程度対応したのでこれからに期待です。
    まぁ、主にはもう必要ないことなのかもしれないですが。

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  3. かといって誰もVSの入門書など求めてないがな

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  4. そりゃそうだ
    初心者はVSのことすら何もかも知らないのだから、教えてくれなんて言うわけない
    だから、こういう便利なのがあるぞと教える側が言ってやらなきゃならん

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  5. それならgdbの紹介が先では? とも思うけど対象読者次第か
    ならばクロスプラットフォームで将来性のあるVisual Studio Codeにしよう

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