2018-12-03

三十路を超えたので体について考える

三十路を超えてからというもの、自分の体の無視できぬ変化について意識せずにはいられなくなった。

私は明らかに10年前より顔が変わった。10年前も、5年前より顔が変わったと思っていたのだが、その頃に思っていたよりもさらに顔が変わっている。

嬉しい変化としてはヒゲが伸びるようになったことがある。20代の頃、私は口ひげは数cmほど伸びるものの、あごひげはまばらにしか生えない体質だった。ヒゲを伸ばしたとは思っていたものの、あごひげは伸ばしてもみっともないので剃っていた。今、あごひげも少し伸びるようになってきた。それも、下唇の下は中心から一本の線を描くように伸び、両側は伸びないという生え方をしているので、気に入っている。

一番の懸念事項としては、体重が増え続けているということだ。これはよくわからない。というのも、それほど食べてはいないはずなのだ。特に最近は1日一食程度にまで食べる量を減らしているのだが、体重は減らないどころか増えていく。私は酒を飲む習慣はないし、したがって酒のつまみも食べない。ラーメンも食べない。野菜は好きな方だ。なぜこんなにも体重が増えていくのだろうか。

運動はしている。毎週ボルダリングをしているし、ジョギングもしている。ボルダリングによって筋肉量は数年前より相当上がっている実感があるのだが、体重も増えているために最近はボルダリングの腕も落ちている。ジョギングも10kmぐらい走れるのだが、特に体重の減少にはつながっているように思えない。

視力も落ちてきている。普段はメガネをしているので気が付きにくいのだが、数年に一度メガネを買い換える際に、常に度を一段階上げる必要があることに気がつくのだ。

とはいえ、まだ私は恵まれている方だろう。自覚できる肉体の変化で健康的に悪いことといえば、体重の増加と視力の低下ぐらいなのだから。今のところ、大した病気にはかかっていないし、精神的に不安定でもなく、認知能力の低下もない。

認知能力の低下というのは最近特に意識する問題だ。というのも、私の父親は明らかに認知能力が低下しているからだ。今の父親にとって、世上のあらゆる問題は中国人が原因だということになっている。風が吹けば桶屋が儲かる程度の理屈もなく、あらゆる問題は中国人のせいであるらしい。私の知っているかつての父親はそういう人間ではなかった。なので、上京して以来数年ぶりに帰郷して目の当たりにした父親の激変ぶりに戸惑っている。

父親の年齢はちょうど還暦を迎えた60歳。まだ60歳でしかないのだ。

思えば思い当たる節はある。父親は50歳ぐらいの頃、急に勤め先を退職したいと言い出した。母親は定年まで勤め上げれば給料や退職金がだいぶ違ってくるのでもったいないと言ったが、父親はもう能力的に働けないと主張していた。

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父親を見ると私の将来について一抹の不安を覚える。私も知的能力が必要とされる仕事をしているが、果たしていつまで知的能力は維持できるのだろうか。現在、私の知的能力に自覚できる低下はない。それどころか、英語の読解力は過去最高に上がっている。父親が50歳を超えて自身の知的能力の低下に気がついたのだとしたら、私には20年弱の時間しか残されていないことになる。

5 comments:

  1. そこまで知的だった人が60歳前に住宅管理の仕事も続けられなくなるっていうのはかなり平均からかけ離れてますから、認知症の検査を受けた方がいいと思います。認知症の種類にもよりますが、進行を遅らせる薬ならあったりもしますし。

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  2. ある程度の歳までは、経験が知能の低下を補ってくれるでしょう
    しかし一定の歳を越えると、むしろ経験が知能の低下を促進するかもしれません
    常識は変わりますし、柔軟に対処しなくてはいけません。
    それでも一握りの頑固さは残しておきましょう。
    新しいものは、いつも荒削りですから

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  3. あれ、ちょっとお父様心配ですね。
    それ、ボケてるというより、例の何な感じがしますね。
    変なブログ見てません?気をつけて下さいね。
    変な輩が多いですから。
    そういえば、アップルの基調演説に呼ばれた可愛い
    おばあちゃんがいましたよね?あなたと比べるのは
    失礼極まれりですが、敢えて言いますよ。あなた
    あのおばあちゃんに負けてますよ。知能がじゃないです。
    向上心とか好奇心とかです。大丈夫ですよ。それさえ
    忘れなきゃ

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  4. おおっ、ブログを前々から拝見してましたが、40歳を超えた私より年上と思っていました。
    あえて、若輩者に苦言する的に言っておきますが、
    その気になれば、別に40歳をだいぶ越えようと少し遅くなる程度ですよ。

    あまりあなたの父上をブログでdisるのは、不特定多数への年齢に対する差別的言説になるかと。

    Ok, take it easy!

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  5. ご自身の知的能力について不安視する必要はないと思います。
    知的活動を続けていく限り知的能力は落ちることはない。
    私(40代)はそう信じています。

    しかし、認知症の疑いが見られた場合は医師に相談した方がよいと思っています。
    何もなければ良し、もし本当に認知症なら進行を遅くすることは可能と聞いています。

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