どうも今年は雪がよろしくないらしく、旅行会社も4月以降のスキー旅行を用意していない。旅行会社を使わないスキー旅行は割高だし手間がかかるしといろいろとやりたくないので、今シーズンは3月末までと考えて週2回ぐらいは滑りにいく決意をした。
さて、旅行会社で4人分の2泊3日のスキー旅行を手配したところ、湯沢中里スノーリゾートのリフト券をもらった。これが荒れば後は越後湯沢までの往復新幹線台だけで滑ることができる。普段はガーラ湯沢に行っているが、たまには別のスキー場に行くのもよさそうだ。さっそく旅行会社で少し割安な9700円で日帰り越後湯沢フリーというプランを申し込んだ。東京-越後湯沢間の往復新幹線だけの旅行プランだ。
前回、板のデッキ面の側面が側面に沿って長さ数cm、幅数mmほど剥げてしまった。中からグラスファイバーらしい白い材質が見える。幸い、剥げたのは一番上のカバーだけで、ウッドコアを守る内部のカバーは無事のようだ。いろいろと考えた結果、防水用のエポキシパテで埋めることにした。
また、ホットワックスのための道具一式を揃えたので、今回の板はホットワックスがしてある。とりあえずベースワックスを3回、滑走ワックスを1回した。果たして効果があるだろうか。
湯沢中里への移動は面倒だ。越後湯沢駅まで行った後に、無料シャトルバスか上越線で湯沢中里駅まで向かうのだが、これがどちらも使い勝手が悪い。シャトルバスはおよそ30分に一本、電車は8時に一本、12時に一本、15時に一本、17時に一本といったぐあいに、かなり本数が限られる。シャトルバスは面倒そうなので、200円を払ってでも電車で行くことにした。スキー場とは駅で直結しているらしいので、楽だろうと考えたのだ。
無事に起床に成功し、東京駅に向かった。自由席に乗っていこうとしたが、6時36分発と44分発の新幹線がある。普通は早い方の新幹線に乗るはずだが、なぜか妙に気になったので駅員にどちらが早く着くのか聞いてみた。すると、44分の方が途中で追い抜くので越後湯沢駅には先に着くのだという。なんと、知らなかった。
越後湯沢駅について上越線に乗り換える。ホームに止まっている電車には、なんと外からドアを開閉するボタンがついている。2駅のって湯沢中里駅に到着した。降りて改札に向うが自動改札はない。駅員もいない。切符を箱の中に入れて出る。
そのまま建物の1階に降りて更衣室で着替え、チケット売り場にチケットを引き換えに行く。しかし時間がかかる。わずかに4,5人しか並んでいないのにやたらに時間がかかる。20分以上は待たされてようやくチケットを手にすることができた。どう考えても手際が悪すぎる。
さっそく一番近くにある第2リフトに乗って上がった。このリフト、なんとセーフティバーに板を乗せる棒がついていた。これは楽だ。
まず一本を滑ったが、ワックスのためか明らかに滑りが違う。摩擦が段違いになくなっている。緩斜面でありながらも素晴らしい速度で滑り降りてしまった。その後、何本か滑ったが、どうやら上級者コースのほとんどは雪が足りないために閉鎖されている様子だ。かろうじて残された上級者コースは、どこからどこまでが設定されたコースなのかよくわからない場所にあった。単にそこだけ木々がなく、非圧雪で傾斜がありすべりおりることができるだけだ。挑んでみたが、全然滑れない上に、雪質が悪すぎて滑っていて面白くない。そこで少し離れたところにある第5リフトまで滑っていき、中級者コースを滑ることにした。この中級者コースはなかなか良かった。惜しむらくはコースが短すぎることだ。結局高低差がそれほどないために、傾斜のあるコースを作るとすぐに下まで滑り降りてしまうのだろう。
平日なのと、少しアクセスの悪いスキー場であるので、人はまばらだった。興味深いことに、スノーボード率が極めて高かった、8割から9割はスノーボードで、スキーはわずかにしかいなかった。そのスキーも見たところショートスキーばかりだ。
そしてさらに興味深いことに、ほとんどのスノーボーダーが初心者だということだ。ワックスのためか、上達のためか、私は中級者コースをほとんど減速することなく滑り降りることができ物足りなく感じていたが、実際のところそこそこの傾斜はある。他の客が中級者コースに挑んで盛大に転ぶのをリフトで上がるときに眺めていた。結果として、中級者コースはほとんど人がいなかった。実際、私が滑っていて人と出くわしたのは数えるほどしかない。経営が心配になるほど人がいない。
昼頃に雨が降ってきて、雪質が悪くなってきた。しかしまだまだ板は滑る。ワックスのおかげだろうか。3時頃になると水気の多い雪が振り始めた。この頃になると、板が滑らなくなってきた。ソール面を見るとだいぶ汚れている。汚れを落とせば滑るようになるのだろうか。あるいはワックスの塗り直しが必要なのだろうか。スクレイパーやスプレー式の簡易ワックスを持ってこなかったことを後悔しながら、悪い雪質を滑った。だいぶ滑りにくくなっている。
16時前になったので、そろそろ帰ろうと元のリフトまで戻った。しかし、雪が少し積もった今、上級者コースが気になる。まだ少し時間はあるので第2リフトで上がり、上級者コースに挑戦してみた。どうやら滑ることはできるようだ。ターンなのかブレーキなのかよくわからない動きをしながら、傾斜の強い非圧雪で荒れて水っぽい雪質の雪面を滑ることができた。しかし、あまり楽しくはない。止まらずに降りてくることはできないからだ。
更衣室で着替え、変える前にいちどソールをクリーニングしようと拭いてみたところ、真っ黒な汚れが紙にびっしりとついた。これは汚れている。
帰りも電車で帰ろうと駅に向かったが、駅員もいなければ券売機もない。張り紙に乗車券は反対側の出口でお買い求めくださいと書いてある。反対側の出口に行ったところ、たしかに券売機はあった。しかし販売中止になっている。まさか乗り過ごしたのだろうか。さてどうしよう。シャトルバスの場所もわからないし、越後湯沢駅まではそんなに遠くもないからタクシーでも拾おうかとおもったが、外を見ても流しのタクシーが走っているような場所ではない。さてどうしようと考えていたところ、電車が来た。そんなばかな。
ホームに向かって車掌に聞いたところ、越後湯沢駅に行く電車だという。その場で乗車券を発行してもらい乗った。なんでも、券売機は故障中なのだとか。
こんにちは。
ReplyDelete在来線の、外からボタンを押さないとドアが開かないというのは、寒い地区では通常の仕様です。
停車中にドアを開けっぱなしでいると車内が冷えるという理由からのようです。
ここに書くことではないかもしれませんが控訴の件支持します。
できることなら裁判当日も傍聴したいと思います。