先週のことだが、母親が、「日清焼チキン」、なるものを買ってきた。チキンラーメンの焼きそば板らしい。始めはチキンラーメンだと思ったが、どうもパッケージが違う、聞いてみると、なんでも、新商品で、安かったらしい。チキンラーメンと言えば、日本人なら誰もが知っている、あのお湯をかけるだけで食べられる手軽なラーメンである。ほかの袋入りラーメンならば、たとえばスープをお湯に溶かしたりしなければならないのだが、そういう手間もかからない。
さて、くだんの焼きチキンであるが、お湯をかけるだけではダメのようだ。どうもフライパンで焼かなければならないらしい。まずフライパンに水を入れ熱し、チキンラーメンより少し色の薄い乾麺を投入、そのまま水がなくなるまで、焦げ付かないように注意しつつ加熱し続ければ良い。チキンラーメンと同じく、これはソースをかける必要がない。それは、手軽でいいのだが、結局フライパンで加熱しなければならないことには代わりがない。しかも放置していては焦げ付くので、箸でもって定期的にかき回さねばならぬ。これは全然手軽ではない。
味のほうは、チキンラーメンをそのまま焼きそばにしたような味であった。しかし、これを作るぐらいだったら、普通の焼きそばの麺を買ってきたほうがましだ。そのほうがうまいし、手間もそれほど変わらない。
結論としては、チキンラーメンは、麺をお湯につけるだけでいいという、その手軽さが売りなのだから、こういう手間のかかる焼きそばはどうかと思う。これはあまり売れそうもない。
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