2009-05-06

XPモードを実行できるIntelのCPU

Windows 7のXPモードを使うには、プロセッサのサポートが必要である。仮想化を容易にするための、プロセッサ側でのサポートというのは、近年Intel, AMDの両ベンダーの間で、盛んに行われてきた。その成果が、一般ユーザーにも目に見える形で明らかになるのは、XPモードだろう。なにしろ、エミュレーターを使って、ホストOSからゲストOSを動かすという仮想化を行うのは、どのエミュレーターでも結構な知識が必要になる(分かってるよ。オタクのお前には簡単だとしてもだ、少なくとも、お前のおばあちゃんは使えないだろう)。XPモードは、一般人にも使いやすく作っているだろうと思われる。現在得られる情報で判断する限り、ユーザー側には、エミュレーターを起動しているという実感は、沸かないはずだ。

プロセッサは、Intel VTか、AMD-Vをサポートしている必要がある。ところで、AMDのCPUに関しては、AMD-Vをサポートしているかどうかは、型番から明らかなのだが、Intelの場合は、ちょっと面倒なのだ。なにしろ、名前が同じで周波数だけ違うと思われがちなCPUが、実はIntel VTのサポートの有無が違ったりする。そして、Intel自身、わかりやすいリストを公表していない。

How many Intel CPUs will fail the XP Mode test in Windows 7? | Ed Bott’s Microsoft Report | ZDNet.com

そこで、リスト化してくれた親切な人がいる。これを見ると、私のQ6600は、Intel VTをサポートしているようだ。Qore2Quadだけを取っても、Q6600/Q6700、Q9300/9400/9400S、Q9450/9550/9550S/9650 はサポートしているが、Q8200/8200S/8300/8400/8400Sはサポートしていないという、実に間違いやすい表になっている。今から、Windows 7のXPモードを見越して、IntelのCPUを買う人は、この表を参考にするといいだろう。

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