Official Google Blog: Introducing the Google Chrome OS
HTML5には未来を感じる。音声や動画を再生でき、2Dのグラフィックも描画できるとなれば、もう本物のプログラムと言っていいはずだ。問題は速度だ。現在のネットブックは、HD動画の再生には、ややスペックが足りないし、javascriptは、いくらJITコンパイルが発達しようとも、もっと静的な言語からの、すでにネティブコードになっているものにくらべては、やはり遅いので、低スペックのネットブックでは不利だ。もちろん、時間がたてば、ネットブックのスペックも底上げされていくのだろうが、それは五年、十年といった長い目で見た話であって、一朝一夕には望めない。
五年前のことを思い出してみる。まだIEが9割以上のシェア率を誇っていた。無理もないと思う。NetscapeはIEとの競争について行けなかった。Firefoxは、まだ、知名度が驚嘆に低かったはずだ。今調べたら、Firefoxは五年前の11月にリリースされたとある。はて、あのころはIEしか使っていなかったから、さっぱり覚えていない。Operaは、無料ブラウザではなかった。その頃はちょうど過渡期だったが、無料版は、ブラウザ内に広告を表示していたはずだ。KHTMLはさらに無名だったし、第一Windowsで使えなかった。
実際、五年前は、ほとんどIEぐらいしかまともな選択肢がなかったわけだ。ただ、IEを利用したタブブラウザが流行っていた。そのころは十種類以上もの、IEのライブラリを用いたタブブラウザがあったように記憶している。
一つ疑問なのは、Netscapeの牙城を崩し、しかもブラウザシェアを逆転させて市場を独占したIEが、なぜ今、こんなにもみすぼらしくなっているのだろうか。あの当時の開発力はどこに行ったのだろう。もちろん、下位互換性がすべてに優先する、あのMicrosoftだから、おいそれと変えられないというのもあっただろうが、それにしても、いまのIEは五年前とあまり変わっていない。何故なんだろう。
Webの時代になれば、極論、Windowsはいらなくなります。
ReplyDeleteだからこそ、MSはIEの高機能化に躊躇してるって話です。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2009/06/09/23732.html