今さら言うまでもなく、私は、タバコが大嫌いである。タバコなんぞを吸っている阿呆は皆、生きている価値がない。しかるに、自衛隊はこのタバコの問題に関して、実に無頓着である。
自衛隊では、灰皿のことを煙缶と呼ぶ。この煙缶が、建物の出入り口には、大抵設置されている。理不尽の極みというほかない。出入りのたびに煙を吸わねばならぬし、ドアは常に開放されているので、煙が廊下を通って、居室内まで入り込んでくる。一日のうち、煙を吸わないと言うことは不可能である。実に腹立たしい。私としては、もし民主党が、タバコを全面的に禁止してくれるのであれば、たとい日本がジンバブエやソマリア並みの経済になろうとも可である。もっとも、ジンバブエやソマリア並みの経済になって、麻薬がはびこらないわけがないのだが。
このタバコの問題のため、現在、私は自衛隊に入る意欲を、半ば喪失している。一応、秋の試験は受けるものの、何か別の働き口も模索せずばなるまい。
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