仕事は依然として見つからぬ。面白いゲームもなし。柳田國男全集は、読んでも読んでもキリがない。現代小説は相変わらずつまらない。新しい風かと思ったラノベは萌え一辺倒でつまらん。結局、読むべき本は古典しかない。人生はクソだ。唯有杜康。
ここまで人生がクソだと、酒に逃げたくなる。一体、酒に最適の肴は何か。
それ、肴、あるいはツマミといふものをつらつら考ふるに、生寿司、ニシンの昆布巻き。はて、これらは皆、酢を使用してをる。とすれば、もっとも重要なるものは酢ではあるまいか。ということは、酢をツマミにすれば、万事足る。とはならず。難しいものだ。そもそも、酢そのものがアルコールではないか。いやまて、ひょっとしたら酢で酔ふことが出来るのであるまいか。まあ、酢を飲むぐらいなら、みりんを飲んだ方がいいだらうが。
何が言いたいかというと、生寿司とニシンの昆布巻きほど、素晴らしい酒の肴はないということをいいたいのであって、酢やみりんを飲用するということはどうでもよいのだ。
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