関西空港と成田空港の間を、五千円で移動する空の便ができる予定らしい。おお、これなら格安で東京に日帰りできるのではないか。夜行バスを使っても、やはり往復で九千円ぐらいかかるのだ。片道五千円なら、同じ程度だ。しかもこちらは飛行機、所要時間は、二時間弱である。と思ったが、どうも、うまくは行かないようだ。
まず、私は京都に住んでいる。飛行機で東京まで行く場合、関西空港まで行かなければならない。ところが、この関西空港というのは、大阪の都市部からは、だいぶ離れている。はっきり言うと、ド田舎である。電車にせよ、直通バスにせよ、京都から関西空港まで、一時間半はかかるだろう。もちろん、運賃も千円以上かかる。
通常、私が「東京」へ行くという場合、それは確実に、「東京都区部」、または、「東京23区」と呼ばれる、東京のど真ん中に用事がある。ところが、成田空港というのは、千葉県のド田舎にある。ここから23区まで電車で行こうとすると、やはり一時間ぐらいの時間がかかるし、運賃も千円以上かかる。
これなら、新幹線の自由席に乗ったほうが速いし、余計な乗換を考えずに済むし、トータルの運賃も、さほど変わらないのではないのではないか。
結局、空港というのが、様々な理由で、大抵がド田舎に作られているために、関東、関西間の交通には、あまり役に立たないのだろう。北海道や沖縄と、本州との間を行き来するのでもなければ、新幹線に劣る。
伊丹-羽田ならもう少し利便性が高かったかもしれないですね…。
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