weirdという英単語がある。私は、今まで特に理由もなく、直感だけで、weirdは、比較的最近の言葉だろうと考えていた。スラングではないかとさえ思っていた。だいたい、響きからしてweirdではないか。ところが、これが違うのだ。
weirdという言葉は、西暦900年以前にまでさかのぼれる、由緒正しき言葉である。元はといえば、バイキングが、「運命」という意味で使っていたらしい。
Runecasting - Runic Divination
Wyrd - Wikipedia, the free encyclopedia
現在、weirdという言葉は、「奇妙な」などという意味で使われる。これは、1815年に用例が確認されている。意味が定着したのは、20世紀に入ってからであるとされている。
とすれば、比較的最近の言葉、もしかしたらスラングではないかという、私の言語的な直感は、それほど間違ってはいなかったということになる。
ちなみに、何故そのような直感があったかというと、weirdが使われている文脈は、いずれも口語的な英語であり、堅い英語では、用例をみなかったからだ。Weird Al Yankovicの存在も大きいだろう。
wiredの話かと思った。
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