2012-07-07

UbuntuがWaylandを導入しようとがんばっているらしい

[Phoronix] Ubuntu Still Aims For Wayland System Compositor

10月にリリースされる予定のUbuntu 12.10のfeature freezeには後一ヶ月しかないのだが、いまだにWaylandを入れようと頑張っているらしい。

問題は、WaylandはKernel Mode Settingを要求するという事だ。多くの制限ドライバーや、あまり使われていない珍しいハードウェアのドライバーは、KMSに対応していない。Linuxのフレームバッファーを使うというぶっ飛んだ実験もあるのだが、Linuxのフレームバッファーというのは、その本来の目的が、ハードウェア非依存のテキストコンソールを実装するためのもので、当然ながらほとんどはSoftware実装されている。DirectFBというフレームバッファーにハードウェア支援をするためのものもあるが、フレームバッファーの上でWaylandを使うのは無謀ではないか。Intelの最近の統合グラフィックとか、ATIの昔の枯れたGPUぐらいしか、まともに動かないのではないか。もちろん、nVidiaには何も期待できない。公式にWaylandサポートはしないと言っているのだから。というより、KMSサポートをしないと言っているのだが。

No comments:

Post a Comment

You can use some HTML elements, such as <b>, <i>, <a>, also, some characters need to be entity referenced such as <, > and & Your comment may need to be confirmed by blog author. Your comment will be published under GFDL 1.3 or later license with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts.