Dellのフォーラムで、ユーザーが、もし詐欺商品を売りつけるDellの貧弱で欠陥ラップトップで音量を最大にして音を再生すると、内蔵スピーカーが壊れ、しかも、VLC media playerがインストールされると、保証が無効になったという報告を上げている。
以下、粗悪な欠陥品を売りつけるDellの詐欺に騙された無知な顧客のコメント
Dell技術サポートは、有名なVLC Media PlayerがDellのラップトップにインストールされていた場合、壊れたスピーカーの保証を無効にするぞ。それから、KMPlayerがラップトップにインストールされてるとサポートを拒否されるという報告もある。ラップトップの他の部分の保証は有効らしいが。
気をつけろ。使っていたかどうかにかかわらず、特定のプレイヤーをインストールしていただけで保証を拒否される。技術サポートに連絡する前にプレイヤーを消して、Windows Media Playerだけ残しておけ。
VLCは他のプレイヤーよりも音量を大きくする機能がある。どうやらVLCにはハードクリッピングを発生させて、小さなスピーカーを壊すらしい機能があるらしいのだ。DellはVLCをテストして、数時間のVLCの仕様により、スピーカーが壊れることを確認したそうだ。また、HPもVLCによる故障は保証外だと言っている。
これは、Dellのラップトップの設計上の欠陥である。Dellのラップトップでは、サウンドチップが、内蔵スピーカーの許容入力以上の出力を送ってしまっているのだ。
Installing VLC Media Player voids your speaker warranty | Hacker News
VLCの主要開発者として、この我々はこの問題を昔から知っている。これは単に、Dellがクソな部品を使っていて、他人のせいにしているだけだ。奴らにはまともな議論が通用しない。ちょっと説明してやろう。
この件では、VLCは単にWindowsのAPI(DirectSound)を使っているだけで、Windowsカーネルに16bit符号付き整数を送っているだけだ。
VLCには、デコードされた時以上に入力を増幅することができる。これはリプレイゲインとか壊れたコーデックとか録音がひどかったファイルとか、ポストプロセスによる増幅で、サチュレーションが発生するのと同じだ。
これは、単にmp3ファイルをAudacityに突っ込んで音量を上げ、WMPで再生するのと同じことだし、DirectShowフィルターで、コーデック出力の後に増幅するのと同じことだ。例えば、だいぶながいこと、VLCのac3とmp3デコーダーは、リファレンス出力に比べて、音が小さかった(-6dB)
これにより、音の強弱が失われたり、音が割れたりするが、ハードウェアを壊すことはない。
VLCはスピーカーを壊すように出力を変更することはないし、そもそも不可能だ。VLCは「公式」のプラットフォームAPIを使っているだけのソフトウェアだ。
この問題の原因は、Dellのサウンドカードが、Dellのスピーカーが耐えられないほどの出力(増幅の二乗)を出せてしまうためだ。問題のサウンドカードの最大出力は10Wだが、問題のスピーカーが許容できる入力はたったの6Wで、BIOSもドライバーも出力をブロックしない。
そして、VLCが多くのコンピューターに入っている現状で、VLCのせいにするのが簡単だったというだけだ。「相関関係は因果関係を意味しない」という概念は、貧弱なDellのサポートの頭には複雑すぎて理解できないことらしい。
たぶん、Dellはメタル音楽の再生をやめるように告知して、セリーヌ・ディオンの再生のみを許可するべきだろう。メタルは音割れが頻繁に発生するからな・・・
追記:やつらはこの問題を修正するためのBIOSアップデートまで提供してるんだぞ。もちろん、VLCの問題じゃない。
Distorted Sound From Notebook Speakers When Using VLC Media Player | Dell US
なぜだか、世間では音声の増幅というのは魔法のように行われるらしい。VLCの所謂100%以上の増幅とは、単にカーネルに流しこむビット列を変えているだけなのだ。
結論を言うと、Dellのラップトップとサポートはクソだということだ。
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