2010-01-01

あけおめ、ことよろ

私は言語が好きである。日本人なら誰でも、「あけおめ、ことよろ」の意味が分かる。これは実に興味深い。

結局、私の興味は、言語にあるのだろう。それが自然言語であろうと人工言語であろうと、

今年、私はC++0x本の執筆に取り掛かる予定だ。入門書ではない。言語仕様を厳密詳細に解説する本だ。今年中に完成するかどうかは、分からない。おそらくは、今年中には完成しまい。しかし、私は急ぐつもりはない。私は真に優れた本を世に行いたいのだ。

どうかコメントが欲しい。このブログを読んでいて、C++0xの本を待ち望んでいる者は、どうか、本の執筆案の記事に、意見をコメントして欲しい。

さて、年越しそばを食べようと準備をしたのだが、うっかり寝てしまった。目がさめたので、そばをゆでた。とり肉とニシンが両方入った、不思議なそばができあがった。うまい。

今年は私にとって、やりがいのある年になるだろう。私の生活がどうなるかは、依然として分からぬが、そんな私事はどうでもいい。二旬にして九食らうのみだとしても、気にしない。まあ、適度な運動はするつもりなので、最低限、飯だけはしっかり食べる予定だが。第一、飯を喰わなければ頭も働かない。

子思立節

子思居於衛、縕袍無表、二旬而九食、田子方聞之、使人遣狐白之裘、恐其不受、因謂之曰、吾仮人遂忘之、吾与人也如棄之、子思辞而不受、子方曰、我有子無、何故不受、子思曰、伋聞之、妄与不如遺棄物於溝壑、伋雖貧也、不忍以身為溝壑、是以不敢当也。

この漢文通りに生きていけたら高潔だが、でも、誰か狐白の裘を送ってくれないかな。現実問題として、生きていくには、些少の金が入る。優れた小説には奴隷制度が必要不可欠というのは、村上春樹の言だか、さらにネタ元があるのかは知らないが、そのとおりだと思う。奴隷制度の倫理上の問題はさておき、日常の労働から免除されて、あるひとつの学問を専修する人間がいてしかるべきだ。奴隷というのは、無論、現代の倫理にそぐわないので、パトロンというのはどうか。

まあ、理想だが。

縕袍無表といえば、文字通り、一番分厚い外套のファスナーが壊れて、防寒着として意味をなさなくなってしまったのだった。

2 comments:

  1. あけましておめでとうございます。

    いつも楽しみに読ませてもらっています。

    C++0xの記事について自分のblogに意見を載せましたので、よろしければご覧になってください。

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  2. おそらくhitoさんの思うがままに書いていただければ、間違いなく買うと思います。
    楽しみにしています。
    # C++プログラマのレベル10 でいえば、いまのところ、8。

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