2007-05-13

一度生を受け、滅せぬ物のあるべきか

思へば、此世は常の住処にあらず。草葉に置く白露、水に宿る月より猶あやし。金谷に花を詠じ、栄花は先立て、無常の風に誘はるゝ。南楼の月をもてあそぶ輩も、月に先立つて、有為の雲に隠れり。人間五十年、化天の内を比ぶれば、夢幻のごとくなり。一度生を受け、滅せぬ物のあるべきか。これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ

有名なところを超口語訳

つーか、人間ってせいぜい50年しか生きられねーよ。最下層の天使でさえも、八百年ぐらいはいきるっつーのによぅ。生まれたらそりゃ当然死ぬんだよ。これが定めか。なんつーこった

幸若舞『敦盛』(全文)
http://www.ikedakai.com/atsumori.html

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