2007-06-11

Human's ear is stupid

 人間の耳というのは、本当にいい加減なものだ。この動画は、超高音質と銘打っているものの、実際のところ、それほど音質がいいわけではない。それどころか、恐ろしく劣化している。にもかかわらず、多くの人が、音質がいいと錯覚している。  さて、このFLVファイルを落とし、調べてみると、まず音声部分は、128kbpsのmp3であった。注意深く聞いてみると、低音と高温がやけに強調された音であることが分かる。いわゆるドンシャリだ。  まあ思うに、ドンシャリの方が、音質がよくなったと感じる人間が多いのだから、ドンシャリの方が好いのではないかと思う。あくまで、人間がよい音だと認識することが重要なのだから。  CreativeのX-Fiシリーズは、Crystalizerという名称の、いわばプリセット済みイコライザーがある。これは低音と高音を強調し、注音を抑えるという、まさにドンシャリフィルタだ。使ってみると、確かにいくつかの音に関しては、良くなったと錯覚してしまう。こういう機能があるのも、ひとえに人間の耳がいい加減なものだからだろう。

2 comments:

Anonymous said...

「高音質ver.」という表記がさらに感覚にバイアスをかけてる罠もアリ。

Anonymous said...

128Kbpsのmp3だと、コーラスなどの声がたくさん重なった曲を聴くと、一番声の小さい人の声が「ビー」というような人間の声じゃない機械的な音になって聞こえます。

一回わかると次回からずっと分かってしまうのでたちが悪いですね。