以下に述べる事は、実話である。
先週の事なんだけどね、アタシは地元の郷土料理のレストランにテイクアウトの注文に行ったの。店員に注文をサッと言ったら、注文はすぐできるって言うの。
それでね、待っている間に、壁にかかってた農場の見取り図を眺めてたらね、二人の……なんていうか、いわゆる「土人」が近寄ってきたの。奴らったら、どっからどう見ても、典型的な最底辺のテキサス白人ですって感じでね、カウボーイの帽子にヘビ皮のブーツ、おまけに安いビールとウィスキーのにおい。
「なぁ、嬢ちゃん、ひとつ聞いてええか?」
アタシ、テキサスの人ってとってもフレンドリーだって聞いてたから、もちろんオーケーしたわ。
「お前、悪魔を崇拝しとんのか」
もーすっごいスゴんだ言い方すんのよ。
「えー、違うけど何で」
「そっか、嬢ちゃん、そりゃホンマか」
アタシ、カウボーイのチアリーダみたいに満面の笑みで言ってやったわ。「もちろんよ。オカルトなんてテレビでぐらいしか見ないわ」ってね。
「ふーん。アンタおもろいな。アンタのおっぱいの上にゃ、悪魔が乗っかってんのにな」
超ムカついたんでビンタ喰らわせてやろうって思ったら、ハッと気がついたの。その時、アタシが着てたTシャツを。とあるオペレーティングシステムの、昔からのマスコット、ちっちゃい悪魔みたいなのがスニーカー履いてる絵。
奴らは、「な、嬢ちゃん。ワシら悪魔の絵を見せてる連中が気にくわねえんやで。特にそいつが、変になれなれしいと来ちゃあな」
この超ムカツク馬鹿は、マジになっちゃってんの。
アタシ、「あ、いや、これは悪魔じゃなくてね。その、マスコットみたいなものよ」
土人、「で、ドコのフットボールがそんな悪魔をマスコットとして使っとるんや」
アタシ、「これはそんなんじゃないわよ。オペレーティング……えーと、コンピュータね」
どうせ連中は、ATM以上の技術になんて触れたことがないだろうし、unixなんて口に出しても、話を余計ややこしくするだけだろうしね。
土人、「その悪魔のコンピュータはどこのモンや」
アタシ、「カリフォルニアよ、あと悪魔なんて関係ないわ」
この辺で、店員がイザコザに気づいたみたいだったけれど、体格も違いすぎるし、同情的な目で見て、奥に逃げ込むぐらいしかしなかったみたい。
土人、「アンタ、ウソついてるんとちゃうんか。サッサと出てってくれへんか」
ラッキーな事に、店員がすぐに、注文を持って戻ってきた。お金を払ってる間、奴らがこんなことを言ってたわ。
土人A、「ポリ公はこの悪魔のコンピュータを知っとるんやろか」
土人B、「カリフォルニアのものってんなら、FBIが知っとるんちゃう」
店を出る間際に、言ってやった。「本当に馬鹿ね。この『コンピュータ』は、とても使われてるわよ。大学、研究、仕事。とても便利なのよ」
大、大、大失敗だった。後先のことを考えておくべきだったみたい。
土人、「お国もこの悪魔のコンピュータを使っとんのか」
アタシ、「ええ」
大ブーイング。
土人、「じゃ、お国はこれに金を払っとるわけか。ワシらの税金から」
アタシ、そろそろ切り上げるべきだと思ったの。
アタシ、「全然。1ペニーたりとも払ってないわ。キリスト教徒がそんなこと許すはず無いでしょ。じゃあね」
テキサス、何て国。
これはかなり昔の話らしい。少なくとも十年以上前。Windowsすらあまり有名ではなかった頃の話だとも言われている。
via Godless devil-worshiping evil computers
digg : Unix is the devil's work
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