2014-05-10

妖怪ハウス一周年

今月、妖怪ハウスは設立から一年を迎えた。一周年を記念して、5月10日はパーティを開く予定である。どうやら、このパーティは、広く告知していないようであるが、まあ、筆者の直接の知り合いであれば、来ても構わないだろう。どのくらい人が集まるのかは、まだわからないが、あるいはすこし騒がしくなるかも知れない。

妖怪ハウスは去年の今頃設立された。果たして続くだろうかと常に危惧されながら、どうやら一年間維持できたようだ。

聞くところによれば、妖怪ハウスの設立当初は、多大な初期費用を支払ったために、住人は貧困に苦しんだという。そして、ここで語るべきではないことどももあったと聞く。何にせよ。今はもう、過去の話だ。

シェアハウスの雰囲気は住人が決める。住人が数人入れ替わるだけで、シェアハウスの雰囲気はガラッと変わるのだ。

筆者が今年のはじめに妖怪ハウスに引っ越した時、妖怪ハウスは、筆者にとって住みにくい状態にあった。ゴミの山、散らかった部屋、汚れたトイレと風呂場。そして最悪なことに、不安定すぎるインターネット回線だ。ゴミや汚れはまだ我慢もできるが、ネット回線のような基本的人権で保証されるべきインフラが貧弱なのは、到底耐えられるものではない。

ただし、筆者は繊細な心を持ち合わせていないので、治療は荒療治になる。大雑把にゴミを捨てたり、掃除をしたりはするが、元来荒っぽい正確なためか、細かいところに手が届かない。なにより、汚れる速度に掃除が追いつかない。

ネットワークも、それほど繊細なことはしていない。ただ、ケーブルを壁に固定して、強力なスイッチングハブとルーターを導入したぐらいだ。これでもまだ、皆のネット利用が集中する午後10字頃になると、ネット回線が遅くなる(どのように遅いのかは不明だが)という意見があるので、また詳しく調べなければならない。残念ながら、午後10時というと、筆者はすでに寝ている時間なので、なかなか調査が難航している。

筆者は何かを大きく変化させることは好むところであるが、仕上げは苦手だ。それに労力の問題もあり、やはり汚れる速度が優っていた。

幸い、そのような仕上げをする人間が、新しく二人入ってきたので、妖怪ハウスは今、だいぶ綺麗になっている。

この新しく入ってきた二人は、料理も私より繊細に作る。あるいは、筆者の毎日妖怪ハウスで料理を提供するという役目も、そろそろ引き下がるべきかも知れない。私の料理は荒っぽいので、適任者がいれば譲った方がいい。

さて、現在、筆者が妖怪ハウスでとりかかっているのは、テントの設営である。妖怪ハウスには大きなベランダがあり、テントを設営するのに十分な面積を有している。去年の夏も、住人の中で、テントをはってみたいという声は上がったそうだが、その費用と労力のために断念したという。

そこで筆者は、今年の夏、妖怪ハウスに妖怪テントを設営して、そこで暮らしてみるつもりである。

さて、テントを設営するにあたって色々と調査を進めた。テント自体は安い。もちろん、よいテントは高いが、とりあえずお試しで、五千円ぐらいの安いNorth Eagle(ノースイーグル) イーグルミニドーム200IINE164 [2~3人用]を買った。いきなり高いものを買って失敗すると、金銭的損失が大きい。それに、いくら普通の家より大きなベランダを有しているからとはいえ、所詮ベランダであるので、それほど大きなテントは設置できない。このぐらいの大きさが無難であろう。

テントの設置場所となるベランダであるが、プランターが設置されていて、十分な面積を確保できない。そのため、まずプランターをどかした。これは、プランターの中に入っている土を一時的に動かして、プランターを動かし、さらに土を戻すという、結構な労力が必要であった。ただし、ものの一時間ほどで終わったので、それほどの作業量でもなかった。

さて、プランターを動かした後、筆者は思わぬ障害に出くわした。雨樋である。

なんと、テント設置予定場所に、雨樋が設置されていた。屋根の雨水をパイプでベランダに導いている。これはまずい。ここにテントを立てると、雨が降った時は、ベランダの地面が水浸しになってしまう。

さてどうするか。パイプを使って、雨樋を延長し、テントから離れた場所に放水するべきだろうか。

しかし、問題は雨樋だけではない。やはり数日テントを張るだけならともかく、一夏設営するのであれば、やはり雨水の問題は解決しなければならない。先人の意見を聞くに、やはりテントを長期運営すると、雨水が問題になるそうだ。テント設置場所の下に敷くシートや、上に張って簡易的な屋根にするためのブルーシートは買ってあったが、やはり、もうすこしマシな解決方法も必要になる。

地面からの浸水を防ぐためには、テントを地面から浮かす必要がある。そのためには、すのこ、あるいはパレットの上にテントを立てるべきだろう。簡単に手に入るすのこは、室内で布団の下に敷くためのもので、高さ、強度の点で、不満である。機能から言えば、パレットのほうが強力なはずだ。ただし、どこで買えるのか。値段はどうなのかというと、まだ調べがついていない。中古のパレットなら安いのだが、強度が心配だ。

さて、注文したテントはすでに届いているし、妖怪ハウスの一周年記念パーティのために、今日中に設置したいが、下に敷くものという点で、どうしようか迷っている。とりあえず今日はいい天気なので、一時的に設置してしまうのもいいかも知れない。

さて、本日行われる予定のパーティであるが、おめでたい日であるので、筆者は赤飯の作成に挑戦する予定だ。他にも、カレーやピザを、余裕があれば作ろうかと思っている。

妖怪ハウスは、あと何年続くだろうか。

3 comments:

Anonymous said...

すのこの上にたてるとかドウですかね。
状況ワカラナイので勘ですけど。

Anonymous said...

どのくらいの高さが欲しいかにもよりますが
ホームセンターで売っているデッキパネルなら、2.5cm程度は稼げます。
地面の延長として使うものですから、(保証はできませんが)耐荷重では問題ないでしょう。

ただ、これは面積のわりに値段が高いんですよね。
自分が見かけたものだと、安いので30cm角の商品が
1個400円でした(表面がタイルのもの)。
テントは縦横2mのもののようですが、これをデッキパネルでカバーするとなると
7×7で49個、先の400円のものでは2万円近くになってしまいます。

Anonymous said...

一応テントコット(高床式テント)てな物があるようですが、小さい上にお高いみたいですね。

↓似たようなものを自作する試み。
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-df15.html

DIY的発想だと、コンクリートブロックを横倒しにしたものを2列に並べて各穴に鉄パイプを通して床にして、上にベニヤと古毛布でも敷いて、その上にテントを……とか考えました。