LKML: Richard Weinberger: New syscall: leftpad()
Linuxカーネルに興味深い日付でleftpad()というシステムコールが提案されている。
最近のnode.js業界の事件を振り返るに、leftpadのような基本的なアルゴリズムの依存はソフトウェアを脆弱にすることが判明した。ledpad[原文ママ]を提供するnode.jsパッケージが消失し、多くのソフトウェアが動かなくなった。
この事件に注目すると、node.jsベースのソフトウェアがLinuxの「ユーザースペースは壊さない」原則に将来的に頼ることができるので、このような機能を提供するのはカーネルの役目であるという結論に至った。
glibcとAndoid[原文ママ]のbionicは、早急にこの新しいシステムコールのラッパー関数を提供してくれることを望む。
leftpadをカーネルに入れたのはLinuxの安定したABIという理由だけではなく、パフォーマンス上の理由もある。
ご存知のように、カーネルでは、すべてが高速でかつ優れている。leftpadには大勢の利用者がいるので、可能な限り高速でなければならない。また、この新しいシステムコールはleft-pad.ioのようなサービスをより高速に安定して提供するのにも使うことができる。leftpad()システムコールが十分に利用された場合、npm()という、カーネルモジュールがnode.jsでよく使う新しい機能を登録できる、ioctl()のように機能する汎用的なシステムコールを付け加えるのも手だ。そのような機能としては、is_array()やis_int()が挙げられる。
[leftpad()システムコールをLinuxカーネルに追加するパッチ]
これを受けて、以下のような返信が行われている。
動いた。このシステムコールの重要性は筆舌に尽くしがたい。提案と実装してくれてありがたい。
パッチを提出する時はcheckpatch.plにかけてくれ。
これはよさそうだが、他のarchに対応させた上で、適切なメンテナーをCCに加える必要があるな。
これはよさそうだが、可能な限り高速にするために、無駄な範囲外チェックなどの分岐は全部除去したほうがよいし、ユーザーのメモリーに直接書き込むことで、無駄なcopy_from/copy_toを除去すべきだ。これにより、遅いkmallocも除去できる。
文章には注意を払ってくれ[ledpadとandoidのtypoの指摘]
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