同僚とガーラ湯沢に行ってきた。今回はレッスンではなく、みんなで楽しく滑る予定だ。
当日の越後湯沢は最悪の天候であった。雨と濃霧で3メートル先が見えない。滑っていてもコースがどこまで続いているのかが分かりづらい。そして雪質も最悪だ。ただ、滑走速度があまり出ないので、これはこれで初心者にも優しいといえる。ただし視界の悪さは本当にひどく、あちらこちらで衝突が発生していた。なにしろ直前になるまで相手が見えないのだ。
4日目に大げさなストロークによる荷重と抜重でベーシックターンを安定させたが、今回、それほど大げさにストロークしなくても問題なく曲がることができた。これは雪質の違いによるものか、あるいは体が感覚を覚えたためか。その辺はよくわからない。
ロングターンはできるようになったのだが、ショートターンができない。そして、どうも斜面に対して完全に水平になるターンを自動的にしてしまうので、林間コースを滑ることができない。今回は雨混じりのとても悪い雪質で速度が出ないためか、ブランクのある同僚達が僅かに左右のエッジを斜めにたてて幅の狭い林間コースを楽しんで抜けていくのに対し、私にはそれができず、完全にターンしてしまい、狭い幅で曲がりきれない状況になった。なぜか完全にターンしてしまうことがやめられない。おそらくその動きだけ訓練したからだろう。今までは雪質がよく、かつ傾斜もある斜面ばかりで練習していたので、同僚がやっているような動きは使えず、したがって経験がないということもあるだろう。
とりあえずベーシックターンが安定するようにはなったが、残念ながらスノーボードの習得は終わりではなくまだ始まったばかりのようだ。課題がたくさんある。
スノーボードを始めた時はトゥエッジのターンが極めて難しく感じたが、今はヒールエッジのターンのほうが難しく感じる。トゥエッジは安定しているのだが、ヒールエッジはかなり不安定で、ターンと言うよりはブレーキに近いような動きになってしまっている。
1日滑った結果、右足のほうがより疲れていることに気がついた。これは重心のかけ方が悪いのだろう。スイッチスタンスでも滑れるようになるべきかもしれない。スイッチは逆向きでスタンス角がやや後ろ向きなことぐらいの違いしかないだろうと思って試したが、スイッチではターンどころかブレーキすらおぼつかない。 いずれ練習していくとしよう。
もうひとつの問題はヒザの痛みだ。筋肉の疲労はまだ少なく、もっと滑りたいと思うのに、ヒザの痛みのためにこれ以上滑るのを断念しなければならないことがある。ヒザの痛みの完全な回復には少なくとも3日間の休息を要するようだ。私はまだ32歳で日常的にヒザの痛みを感じておらず、それどころか毎日キックスクーターで通勤しているぐらい健康なヒザを有しているのに、なぜこんなにヒザが痛むのだろうか。
考えられる理由としては、体の動きが非効率的であることと、まだ膝関節周りの筋肉がスノーボード用に鍛えられていないことがある。
これを知り合いのスノーボーダーに相談したところ、グルコサミンが関節痛によいと聞いた。調べてみるとグルコサミンのサプリメントは確かに関節痛に聞くと宣伝されているが、科学的な実験によれば、グルコサミンの経口サプリメントは偽薬と変わらない程度にしか関節痛に効かないとのことであった。副作用の方も偽薬と区別できず、摂取自体には問題はなさそうだ。偽薬を偽薬と知りつつ摂取しても効果があるという研究もあるし、一度ぐらいは試してみようと思う。
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