片山さつきが初音ミクが死ぬという表現を使ったのは極めて不快であり、公の秩序のためにセディシウスパーソンであるので、片山さつきはベイポライズすべきである。
同時に、片山さつきにたいして極端な反対意見を表明する勢力を構築する要素を持った初音ミクという架空キャラクターも公の秩序のためにセディシウスマテリアルであるので、ベイポライズすべきである。
後日、名無しが101号室にて。
「同志は先日、「初音ミクがデッドならば」と発言した。さて、初音ミクはデッドなのかね」
「死んでません」
「間違いだ。職員同志、一段階上げ給え」
名無しの悲鳴の声
「さて、もう一度アスクしよう。初音ミクはデッドなのかね」
「死んでます」
「間違いだ。職員同志、一段階上げ給え」
気絶
「さて同志、もう一度アスクしよう。初音ミクはデッドなのかね」
「生きているか死んでいるのか分かりません。どちらでもあなたの好きな方にします」
「だいぶマシになったな。同志、初音ミクはデッドではないしリビングでもない。パーティがデッドだとするならばデッドだし、リビングだとするならばリビングなのだよ」
「残念ながら、リハビリテーションの後期課程はバジェットリデュースのためにカットされてしまった。同志はユアセルフでやりたまえ。プリパレーションにはケージとラットが必要だ」
「おめでとう。同志はすっかりヒールされた」
治療後、新たな名前と仕事を与えられた元名無しは、自宅で勝利ジンをやりながら、ぼんやりと外を眺めていた。初音ミクのITアドミニストレーターサーティフィケイトのポスターが壁に貼られているのがみえる。何の感情も浮かばない。すぐさまダブルシンクを使って考える。あらゆるものは合法であると同時に違法であり、パーティの発表は常に正しいのだ。自分は何という反社会的、テロリスト的過ちを犯してしまったのだろう。パーティが正しい道徳的規範に導いてくれて、本当に感謝している。
1 comment:
最近の投稿は情緒不安定に見える
たぶん働いたほうがいいよ
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