なかなか興味深い考察を読んだので紹介する。
PC、すなわち、今のデスクトップやラップトップといった形のコンピューターを置き換える新しい形のコンピューターについて考察している。
PCを置き換えるのはタブレットだろうか。PCの売上が低迷しているなか、タブレットの売上はうなぎのぼりだ。
これは違う。なぜならば、タブレットの利用者の年齢層をよく見ると、オッサン、オバハン世代だからだ。アーリーアダプターが若い世代ではないというのは、いったいどういうことだ。なぜタブレットはオッサン、オバハンに受け入れられているのか。それは、今のオッサン、オバハンは、コンピューターといえばデスクトップやラップトップから入ったので、その延長線上にある、タブレットを欲しがるのだ。用途は、ソファに座ってテレビを見ながらの操作だ。
では、時代を形成する今の若い世代は、何を使っているのか。スマートフォンである。今の若い世代にとって、コンピューターやインターネットとは、スマートフォンを意味するのだ。
ところで、タブレットとスマートフォンの新製品の傾向が興味深い。タブレットの大きさは、年々小さくなりつつある。逆に、スマートフォンの大きさは、年々大きくなりつつある。
これは、今のタブレットのサイズは、今より大きすぎるし、スマートフォンは小さすぎるためであろう。
すると、将来的には、タブレットとスマートフォンは融合して、ひとつの種類のコンピューターになるはずだ。
タブレットとは、ディスプレイとバッテリーの技術的な制約により生まれた一時的な産物に過ぎず、技術が進歩した将来は、タブレットとスマートフォンの区別がなくなり、それこそがポストPCなコンピューターであると結論している。
なかなか面白いが、スマートフォンやタブレットでは、まともにコードが書けないので、ポストPCなど幻想に過ぎない。
あるいは、将来、コンピューターの性能が極端に上がり、マウスもキーボードもディスプレイも何もかも、無線で接続できるようになるのかもしれないが。
8 comments:
Phabletですね。>タブレットとスマートフォンは融合して、ひとつの種類のコンピューターになるはずだ。
スマートフォンやタブレットは不自由すぎる
画像認識が爆発して視線UIが確立されればタブレットも使いやすくなるんじゃないかと思います。
でも、キーボードもマウスももうレガシーですが一番馴染みます。
「スマートフォンやタブレットでは、まともにコードが書けない」ってのが良く分かりません。
キーボードもマウスもBluetoothでつくし、HDMIで外付けの大きなディスプレイが繋がる機種も多いし、少なくともAndroidの方は、やる気があればviやemacsやコンパイラも入るし、端末エミュレータだって既にあるわけで、どこが不足なんでしょう?
究極のコンピューターはどうせ脳味噌と直接入出力するデバイスになるので、ポストPCなんてものは過渡的なものでしょうよ。
ADT, Dreamweaver, Illustrator, RoR, VMware, Xcode が動くタブレット下さい
現状不自由な Windows PC は 8 インチ画面サイズのタブレットで Visual Studio ぐらいは余裕で動いてディスプレイキーボードマウスは使いたければ無線で使うみたいになってて、ここで江添さんが言ってるものは(不自由なソフトウェアの世界では)ほぼ実現している感じですね。
残念ながら、GNU/Linuxでもあまり表に出てはいませんが不自由ソフトウェアと同等のモノはできています。。。言うまでもないことですがね。
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