2017-09-18

Linux財団のトップ、「2017年はLinuxデスクトップの年だ」というスピーチのスライド資料を映すのにMacを使って炎上

iTWire - Linux Foundation head proclaims year of Linux desktop – from a Mac

Linux財団のトップ、Jim Zemlinは、オープンソースサミット2017年の基調講演において、「2017年はLinuxデスクトップの年だ」という趣旨の発表を行ったが、そのときにスライド資料を映すのにMacを使ったため炎上している。

Jim ZemlinがMacを使っているのは今に始まった話ではない。例えば4年前の2013年には、Linux開発者として有名な Matthew Garrettにもネタにされている。

そして、今回のことも皮肉られている。

Linuxやオープンソースソフトウェアの普及と発展が目的のLinux財団のトップのJim Zemlinが、オープンソースがテーマの会合において、今年はLinuxデスクトップの年だという趣旨の発表をする際に、スライド資料の投影にLinuxカーネルを使っていないというのは、皮肉も皮肉で炎上もやむなしと言えるのではないか。

たとえば、AppleのトップであるTim CookがMacの新製品を発表するのに使うスライド資料の投影に、マイクロソフトのSurfaceでマイクロソフトのWindows OSを動かしマイクロソフトのパワーポイントを使った場合、これは炎上するだろう。フォードのトップが新車の発表会の会場にトヨタの車で乗り付けてきたらやはり炎上するだろう。

一般に、公の場で特定の団体のトップが団体の主義主張を発表するという肝心な場面で、その主義主張に真っ向から反する言動を発表中に行っているとするならば、それは悪い意味で耳目を集めるに決まっている。

なお、この文章はもちろんGNU/Linuxで書いている。2017年はおろか、もっと前からとっくの昔に、GNU/Linuxデスクトップの時代は到来しているし、ブログ執筆であろうとプレゼンのスライド資料作成であろうと、GNU/Linuxは十分実用に耐えうる。

Jim ZemlinにはよろしくLinuxデスクトップを使い自らドッグフードを食らってもらいたいところだ。

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