2019-03-28

スノーボード10回目と11回目

またスノーボードに行ってきた。先週の日曜日にガーラ湯沢、翌週の今日、土曜日に舞子スノーリゾートに行った。

10回目はカービングターンを学びにガーラ湯沢のスクールに行った。

カービングターンは今まで学んできたことの逆をやらなければならない。スライドターンでは積極的にロテーションを使う。カービングターンではロテーションを抑える。スライドターンでは逆エッジしないように注意する。カービングターンでは積極的に逆エッジしにいく。

ロテーションを強く入れてしまうと、ボードはスライドしてしまう。なのでロテーションは抑えなければならない。カービングターンでのエッジの切り替えタイミングは谷周りに入る斜面に対して横に滑っている最中だ。エッジを切り替えてリーンしてバランスを保つ。

午前中のレッスンでは、エッジを立ててエッジだけで曲がることを実感した。もう立派なカービングターンだ。しかし、午後のレッスンではエッジで曲がることができなくなってしまった。これはどうも、レッスンの間の昼に滑り過ぎて筋肉が疲労しているのと、午後になって雪質が変わり、午前と感覚が違うことによるものらしい。また疲れてきて目線が谷側を向いてしまい、それに引きづられて体も谷側を向いてしまうのも問題のようだ。

結局この日はカービングターンを習得できなかった。カービングターンの感覚と、カービングターンに必要な動作や訓練方法は一通り学んだので、あとは練習だ。

この日はレッスンの後もまだ滑っていなかった奥の方にある中級者コースを連続して滑った後、下山コースも滑ったので、すっかり右足が筋肉痛になってしまった。この筋肉痛はなかなか取れなかった。しかし、ヒザの痛みはない。

右足の筋肉痛の回復には実に5日間かかった。もうシーズン終わりまで日がないので、土曜日に滑りに行くことにした。こんどは舞子スノーリゾートに行くことにした。一ヶ月半の成果で、かなり滑ることができるようになっているはずなので、今回はレッスンを入れずに気楽に滑ることにした。

舞子スノーリゾートは越後湯沢駅から無料のシャトルバスで20分のところにある。もうシーズンも終わりかけだということを考慮しても人が少ない。これでも土曜日なのだ。周りを見ると、どうやら一人で来ている者はほとんどいないようだ。だいたい家族連れや仲間と来ている。

舞子スノーリゾートはふもとにある日帰りセンターで着替え、ゴンドラで頂上まで上がるスキー場だった。頂上にある短いコースを往復するか、あるいは長いコースを滑ってふもとまで降りてまた登るかの二択のようだ。

どうもレッスン無しですべっていると、きれいにロングターンをする気にはならない。ほとんど直滑走のように滑ってしまう。ただでさえ人が少ないのに、中級者コースは特に人が少ないので、遠慮なく速度を出すことができる。どうやら、直滑走に少しだけ左右にリーンして交互にエッジをたてていくことで、安定して高速でほぼまっすぐ滑り降りることができるようだ。湯沢中里スノーリゾートでも似たようなことをしたが、リーンをいれると特に安定するようだ。

カービングロングターンも練習してみたが、どうにもスライドが混じってしまうように思われる。

未だに滑ることができないのが非圧雪コースだ。圧雪した雪面は安定して楽しく滑ることができるようになったが、非圧雪には歯が立たない。傾斜があるのでノーズドロップをするだけで速度が出る上、すぐにコブに乗り上げて不安定になる。ターンをしようとしても、コブを横切る形になるので不安定で続かない。なんとかゆっくりとサイドスリップで下ることができる姿勢を発見することができたが、これは全然楽しくない。果たして次のシーズンは非圧雪の上級者コースを滑走できるようになるのだろうか。

いろいろと調べると、スノーボードで非圧雪コブ斜面を滑るのは、スキーとはやり方がだいぶ異なるようだ。

コブ斜面はあのように形成してあるのではない。滑った雪は圧雪されて固くなり、へこんで谷を形成する。後に続く者も先達の滑った後をたどると、さらに谷が圧雪されてコブが形成される。

問題は、スキーとスノーボードでは形成されるコブが異なる。スキー場に発生したコブのほとんどはスキーによって作られている。スキー板は細いので、スキーによって作られたコブの谷をスノーボードで辿ろうとすると、そもそも谷が狭すぎて入らないことまである。

そのため、スノーボードは太さと安定性を活かして、コブの谷ではなく山を滑る。起伏の激しい斜面を滑ると不安定になる。起伏に乗り上げた衝撃を脚で吸収するために、常にヒザを曲げてやや低い姿勢で滑るようにする。フラットに滑ると不安定になるので、エッジを切り替えるタイミングをすばやくし、フラットの時間を短縮する。またロテーションやカウンターロテーションを強く入れると不安定になるので、ボードの上に安定して乗る姿勢を維持する。起伏に乗り上げる時はオーリーのようにノーズを上げて、次にテールを上げる

いくつかのスキー場の行ったので、感想をまとめてみる。

ガーラ湯沢
東京から日帰りするのに余計なオーバーヘッドが一切ない。駅直結ですべての用意が揃い、同じ建物内からゴンドラに乗ってゲレンデまで上がるので歩きにくいスキーブーツでも歩く必要がない。スキー場としては小さい上に、行きやすくて人気なのでとても混んでいる。標高が高いので雪質もよい。
白馬八方尾根スキー場
圧倒的に広い。コースはスキー向けの作りになっている。全体的に難しい。ただし広いのでスノーボードで滑って楽しいコースもある。長野駅からバスで70分かかるので交通事情が辛い。
湯沢中里スノーリゾート
越後湯沢駅からバスで10分ほど。スキー場はふもとから始まっているため雪質が悪い。というか単純に雪が汚い。横に広い雪面が3枚ほどある。安さとスノーボードと相性のよい広いほどほどに傾斜のついた雪面のせいか、スノーボード初心者が圧倒的に多かった。スキーはほとんど見なかった。ほとんど初心者と、友人の初心者を教える経験者ぐらいしかいないので、中級者コースは誰もいないほど空いていた。
舞子スノーリゾート
ゴンドラに乗って上に行けば標高が高く雪質はよい。広い。私が行った時は休日だがそれほど混んでいなかった。頂上で短く傾斜の強いコースを繰り返し滑るか、頂上に行ってふもとまで下山するコースを繰り返すかの二択になる。
軽井沢プリンスホテルスキー場

東京から67分で行ける軽井沢駅を降りてすぐの場所にある。ただ、駅前にあり見えているとはいえ、広いのでスキー場まで駅から5分10分ほど歩くかバスに乗って移動しなければならない。また滑るまでの工程が面倒だ。まずリフト券の建物を探してリフト券を買い、レンタルの建物を探してレンタルし、レンタルショップで着替え、そのままコンクリートの道を歩いてクロークに荷物を預けに行かなければならない。ソフトブーツのスノーボードならばともかく、スキーブーツで歩いて移動させられるのは辛い。

スキー場は中級者程度だ。上級者が満足できるコースはあまりない。ただし、軽井沢なので圧倒的に贅沢で楽しい作りになっている。例えばショッピングモールや飲食店街がずらりと並んでいるし、スキー場の真横に宿泊用のコテージが立ち並んでいて、ドアを開けるとすぐ目の前がゲレンデになっている。滑っている途中にコテージに戻って休むことまでできる。そういう意味では初心者グループで2泊3日するスキー旅行にはよいだろう。

軽井沢プリンスホテルスキー場には去年、ボーゲンしかできないスキーでなかなかうまく滑れず雪辱を味わったという苦い経験があるので、今シーズンの最後にリベンジしたいとは思っているのだが、今の自分のスノーボードの腕前と去年の記憶を考えると、ほとんどの軽井沢のコースは滑れるはずで、他に雪質がマシなスキー場がいくらでもあるのに、わざわざ一人で日帰りしたいとは思わない。

つぎはどこに行くべきだろうか。4月に入ってからもガーラ湯沢とかぐらは営業しているようだ。雪の状況が良ければGWまでもつとのことだが、果たしていつまで持つだろうか。

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