2007-03-27

what's wrong with Trackback

トラックバックという機能を知ったときは、面白いとは思ったが、さほど興味を抱かなかった。なにしろ私には、「どうぞ私にスパムを送りつけてください」と宣言しているように感じられたからだ。

こちらへリンクを自動的に貼ってもらうという仕組みは、当然スパムに利用されるに決まっている。案の定、もはやトラックバックはスパムだらけである。このスパムに対して、各社とも知恵を絞っている。単純な単語やIPなどのフィルタから、トラックバック元に、こちらへのリンクがなければ無効にするという機能、あるいは、同一のリモートホストから、自社のブログサービスへ、一度に大量のトラックバックが送られた場合、スパムとみなすなどである。これらの努力はすばらしいが、しかし、そこまでしてトラックバックを使いたいものかと疑問になる。

ところで、bloggerには、バックリンクという仕組みがある。これは、自分へリンクしている所へ、こちらからリンクをはる機能だ。そもそもトラックバックは、Movable Typeが始めたもので、ある記事にたいするリンクである。自分の記事にリンクしているサイトは、明らかに関連のある事柄を扱っているに違いない。では、こちらからもリンクしてやろうというわけだ。この仕組みは、なかなか面白い。このバックリンクへスパムを使用とするならば、Googleにクロールされる形で、スパム先へのリンクを提供し続けなければならないからだ。

とはいっても、バックリンクを提供できるのは、大手検索サイトぐらいなものだろう。特にGoogleだ。

2 comments:

齊藤 said...

リファラをチェックすればいいだけじゃないかなぁ。 <バックリンク

江添亮 said...

その場合、恐ろしいスパムが可能では?