2015-08-02

佐川急便のWeb上の再配達受付がクソすぎる件

アマゾンで家具を注文したのだが、土曜日の不在中に届けに来たようで、不在届が入っていた。そこで。再配達で明日の時間を指定して受け取れるようにしようと試みた。その結果、佐川急便のWeb上の再配達申し込みは、この2015年にありえないほどクソであることが明らかになった。

私は電話は持っていないし、10桁以上もある受付番号やら何やらを電話越しに番号でブッシュするのも面倒なので、Webサイト上で申し込むようにした。

ところが、このWebサイト上での申し込みが、非常にクソだったのだ(2015-08-02現在)

まず、電話による従来の再配達の手順を書いてみる。

  1. 受付用の電話番号に電話する
  2. 自分の電話番号をプッシュ信号で通知する
  3. 受付番号をプッシュ信号で通知する
  4. 再配達希望日時をプッシュ信号で通知する

プッシュ信号経由で合計25個ほど数字を通知する必要がある。これはだるいが、技術上の制約上いかしかたないことだ。

ではWeb上で再配達を申し込む場合、どうなるのか。

まず、ユーザー登録をしなければならない。メールアドレスを入力し、やってきたメールに示されたURLにアクセスして、利用規約に同意し、ユーザーIDとパスワードと苗字と名前とそのカナ表記と生年月日と性別と郵便番号と住所とその他諸々の入力をしなければならない。受付番号を入力して再配達を申し込むのは、このユーザー登録をしてからだ。

利用規約はある程度長いが、第三者と個人情報を共有するような罠条項は一見したところないようだ。

さて、あまりにも入力すべき個人情報が多すぎる。名前はまだわかるが、なぜ生年月日や性別や住所まで入力しなければならないのか。電話による従来の再配達に比べて、入力すべき項目があまりにも多すぎる。生年月日や性別といった個人情報を収集する意図がわからないし、電話による再配達受付では住所など入力する必要がない。

さて、この住所がクセモノだ。なぜか正しく入力したのにバリデーションがはねられる。一体なぜだろうか。住所を正しく入力せよ以外のメッセージはない。私は正しくUTF-8としてデコードできるバイト列使っているはずだし、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションを引き起こすような文字列を入力してもいない。ここで詰まってしまった。なぜ入力が受け付けられないのか。

しかし、ふとみると、入力欄には注意書きとして、(全角20文字以内)という文字列があるではないか・・・まさか。

筆者はASCIIに含まれる文字をすべて似たような意味のUnicodeで置き換えてみた(1を1にするような変換)。すると住所のバリデーションが通った。

アホか? アホなのか?

そして、次には、メール通知のチェックボックス。メール通知など要らないので、全て外そうとすると、どれかひとつはメール通知を受け取るにしなければならないというバリデーションエラーが。

この時点で、筆者は登録を辞めた。佐川急便のWeb上の再配達受付の設計、実装は100万人月で行われたとしか思われない。信じられないクソさだ。

最近、アマゾンは佐川急便を使うようになったそうだが、だいぶ不便だ。もうアマゾンを使うのが面倒になった。

2 comments:

Anonymous said...

佐川急便の Web 上の再配達受付とは一ミリも関係ないですが…

最近 Amazon は佐川急便を「使わなくなった」が正しいように思います。
(更に言うと佐川側が採算性を理由に Amazon との契約をやめたようです)

ただしマーケットプレイスで購入したものについては販売元が運送業者を選択するので、
Amazon とは関係なくその業者が配達を佐川に頼んだのではないかと。

Anonymous said...

100万人月とは100万円/人月のことなのでしょうか