なかなか面白い考察ではあるが、まったく的外れだ。ドラクエ好きならば、エニックス公式の、魔物たちを詳細に記した大著、「ドラゴンクエスト モンスター物語」1989年発行 ISBN4-900527-08-4 ぐらいは手元に持っておくべきである。以下に話を要約する。
まず、スライムというのは、アレフガルド大陸の中央部にある、小さな湖に住んでいた。しばらくすると陸で暮らせるようになった。しかし、個体数の劇的な増加により、その土地では暮らせなくなり、住処を求めて、東西南北に旅立った。そのうち、東に向かったのは、一番小さな集団だったのだが、行けども行けども、不毛な土地ばかりであった。そこには毒の沼地がたくさんあり、腐った死体が温泉代わりにつかっていた。スライム達は腐った死体の、ここは快適だという言に騙されて(とはいえ、腐った死体たちにはだます意図はなかったのだが)、毒の沼地に飛び込んでみたが、体が潰れてしまった。しかし、驚くべきことに、スライムたちは死ななかった。こうして、バブルスライムが生まれた。
途中を省略するが、このバブルスライムがあるとき、困っているエルフに出会った。エルフは、毒の沼地に、金の鏡を落としてしまったのだ。バブルスライムたちは、一生懸命この落し物を探して、ついに見つけ出した。そして、エルフから、天上界についての話を聞き、自分達も天上界で暮らしたいと願った。精霊ルビスの力によって、はぐれメタルは体が銀色に変わり、身も軽くなって、天上界へ昇っていった。
ちなみに、メタルスライムはまた別の話である。メタルスライムとは、たまたま、身かわしの服を装備したスライムたちが、鉱山で灼熱したミスリル銀を浴びてしまい、すばやさとしゅびりょくを身に着けたものだ。
追記:
他のスライム達の概略もスライム年代記にまとめてみた。
1 comment:
はじめまして コメント致します。
検索上位から拝見したのでちょうど文頭に貼られたリンクのサイトを先に見た後で訪問しています。
正式な出自はなるほど、よくわかりましたが愛情を持って考えられた設定には感じられないと思えないでしょうか。
「はぐれメタル」という名前が一種の言霊を持ち、プレイヤーの心に何かを刻んだのです。そこから答えを求めて推察されたということの方がよっぽど愛情があり面白いですね。
正式であろうとこれでは「はぐれメタル」の意味がさっぱりわかりませんね。天界へ行ってモンスター種から嫌われたから、とか補完しないといけないんでしょうか?()
答えは知るものではなくて
求めるもの なんだそうですよ。
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