すばらしく簡単で、ほぼ厳格な10進数の数体系を持つ日本人の皆さん。私は、2進数の数体系の中で生きるhitoである。
今回は、数の数え方、ということについて、広く浅く紹介をしようと思う。数を数える、ということは、君達、日本人にとって、あまりにも当然で簡単なことだと思うだろう。ところが、実際には、そうではないのだ。君達は、ほぼ完全な10進数の世界で生きている。九まで数えると、位が上がって、十になる。君達が11といったときには、それは1*10 + 1である。さて、英語を考えてみよう。英語の11は、Elevenであるが、これは11という数そのものを意味するのだ。もうお分かりだろうか。英語は日本語ほど、完璧な10進数ではないのだ。実際、ダースという単位があるのは知っているだろう。これは、12進数の名残なのだ。
かつて、勃起したペニスで障子を突き破る東京都知事、シンタロー・イシハラは言った。「フランス語は数が数えられない言語である」と。それは事実である。なぜならば、フランス語には、16までの専用の単語があるし、20進数の名残が、色濃く残っているからだ。17から19までは、10 + n(6 < n < 10) などと10進数で表記するのだが、20以上になると、20 + n(0 < n < 10) となる。さらに、30、40、50、60、を表す専用の単語がある。60以降は、60 + n(nは1から19までの数え方)、となる。80以降は、4 * 20 + n(nは1から19までの数え方)、となる。
より深く、各言語の数体系を学びたい輩は、世界の言語の数体系を参照されたし。
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