平家物語を読むと、頼朝はろくに活躍をしていないように見える。何しろ、文覚が後白河上皇からの院宣を給わってから、すぐに富士川の戦いである。
しかし、実際には、結構なことをしているのである。手始めに兼隆判官を討ち取ったものの、なかなか手勢が集まらず、わずか三百余騎で石橋山に陣を構え、影親の兵に破れて敗走し、安房国に逃げ、そこで再挙兵している。
かなり活躍しているのに、平家物語では書かれていない。ただ、延慶本では書かれているらしいが。
ちなみに、京都のある古本屋に、長門本がある。あれも読み本系に分類される本なのだが、どうなのだろう。
今日学んだ言葉:大童とは、髪が乱れているみっともない様子の事。
No comments:
Post a Comment