2008-10-03

頼朝の活躍

平家物語を読むと、頼朝はろくに活躍をしていないように見える。何しろ、文覚が後白河上皇からの院宣を給わってから、すぐに富士川の戦いである。

しかし、実際には、結構なことをしているのである。手始めに兼隆判官を討ち取ったものの、なかなか手勢が集まらず、わずか三百余騎で石橋山に陣を構え、影親の兵に破れて敗走し、安房国に逃げ、そこで再挙兵している。

かなり活躍しているのに、平家物語では書かれていない。ただ、延慶本では書かれているらしいが。

ちなみに、京都のある古本屋に、長門本がある。あれも読み本系に分類される本なのだが、どうなのだろう。

今日学んだ言葉:大童とは、髪が乱れているみっともない様子の事。

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