玄米である。かつて日本人は、精米を食べていたために、多くが脚気にかかったと、文献には書かれている。また文献は言う。当時陸軍兵士をもっとも殺したのは森林太郎である。なぜならば、脚気が栄養の欠乏によることを認めず、玄米食を阻止し続けたからであると。また、これには、兵士は白米を食べられるという期待もあり、容易に玄米に変えることができなかったからだとする文献もある。
また文献は言う。玄米はまずいと。曰く、玄米は固く、臭いが悪く、食味にも劣り云々。
ところで、最近の健康志向(笑)とやらは、盛んに玄米を栄養に優れているともてはやす。
栄養に優れているとはいえ、今日では肉や卵が安価で手に入るので、わざわざ玄米にこだわる必要はない。日本のような豊かな国では、より多くの品目から栄養をとったほうが良い。遺伝子組み換えによって栄養価を増やしたゴールデンライスは、肉や卵はおろか、他の野菜すら容易に手に入らない、発展途上国のために開発されたのだ(もっとも偽善者は、遺伝子組換えというだけで反対して、発展途上国の子供を、結果的に殺しているわけだが)
しかし、玄米の味の記述については気になる。果たして、玄米はそんなにまずいものなのか。これは自分で試してみるべきだ。
というわけで、いつも米を買っている近所の米屋にいって、玄米を買ってきた。この米屋は、まだ専売制度が残っていた頃からの、昔ながらの米屋だ。とくに店頭販売というほどの小奇麗な店舗でもなくて、精米のついでに、米を売っているような店だ。ただそれでも、売上の半分は、ホテルなどに卸すのではなく、店頭販売によるものだというから、不思議なものだ。
とりあえず、玄米だけで炊く準備をした。
追記:とりあえず2時間ほど給水させて炊いたところ、おかゆになってしまった。水が多すぎたらしい。
1 comment:
遺伝子組み換えに反対するのは偽善者ではなくて宗教なんじゃないですかね
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