redditで面白かった話題。
Which Of These Ten Magical Items Would You Choose? And Why? : AskReddit
どの魔法のアイテムが欲しいか選びなさい。また、それは何故か答えなさい。
- 一日一回、1000キログラムのいかなる食物でも生成できるポット
- 自分の周囲半径250kmが完璧な天候に保たれる腕輪
- 本に触っただけで一瞬にして知識を吸収できる首飾り
- 異性(同性愛の場合同姓)にもてまくるが、自分が好きな人には効果がない、無限に湧く香水
- 一日一回、一分以内ならば時間を戻せる時計
- 鳴らすと、生物以外の物ひとつを、一分間で直せる鈴
- 一口食べると、160歳まで無敵で若々しさを保てるチョコレートバー、12本
- 燃料いらず、メンテ不要、8人乗りで、地球上のどこにでも1秒で行ける車
- 自分をどんな他人にでも、自由に変身でき、自分の意志でいつでも解除可能なリモコン
- 毎回、うんちをするたびに、金貨を一枚ひり出す不死の犬
利用方法はいくらでも思いつく。
1.は素晴らしいポットである。単にどんな場所でも飢え死にしないというだけでなく。大金を得ることも可能だ。たとえば、1000kgのキャビアを出したら、それだけで大儲けできる。また、世界一うまい料理を1000kg出せば、世界一のレストランを経営することも可能だ。いや、キャビアどころではない。定義からすれば、どんな「食物」でも出せるのだ。純金入りのワインがある以上、金も食物に分類されるはずだ。いや、キャビアや金などを無価値にできる、もっとすごい活用法がある。たとえば、ティラノサウルスの卵とか、マンモスの肉、始祖鳥の焼鳥なども生成可能ではあるはずだ。ジュラシック・パークが実現できるではないか。
2.も、「天候」の定義次第で、すばらしいアイテムである。雨が降ってほしい地域に雨が降るのはもちろんの事、核の冬だとか、隕石だとか、そういうことも、自分の半径250km以内には起きないわけだ。
3.も素晴らしい。本屋や図書館を巡って、本をひとなでしてくるだけで、世界一の天才になれる。
4.の価値は、果たして良いものか悪いものか判断しがたい。簡単にいえば、マイケル・ジャクソンになれるわけだ。香水は無限にあるのだから、たとえば、浄水場に香水をぶちこんだら、だいぶカオスなことになりそうだ。
5.は、一分以内ならば、どんなことでも自由にできるわけだ。一分以内に起こった、あらゆる出来事は、なかったことにできる。一分以内に行える犯罪ならば、捕まる心配はない。ただし、結果を引き継ぐことができないのだが。
6.を使えば、小金を稼ぐことができる。たとえば、廃車となったフェラーリやランボルギーニを一分で直すことができる。壊れた古美術品や、保存状態の悪い写本の類も、直すことができる。ただし、ベルはひとつしかないのだから、商売の手を広げることはできない。他には、一分以内に壊れない原子力で動く兵器をつくって、世界を征服することもできるかもしれない。
7. 自分で一口かじるのはもちろんだが、残りをどうするかという問題がある。気の合う友人達に与えて、160歳まで楽しく暮らすのか。それとも、全部自分で食べて、数千年生きるのか。
8. 原子力発電所やペンタゴンの中にも、自由に入れる素晴らしい車だ。
9.は、単純に素晴らしいリモコンである。どんな犯罪も露見しないであろう。仮にバレても、一生他人のままで過ごせばいい。
10.は、他のアイテムに比べると見劣りするものの、金の価値は安定しているので、それなりの生活が送れるだろう。犬も可愛い。
もちろん、落とし穴があるかもしれない。これらの魔法のアイテムを、実際に使っている場面を、他人に見られたらどうなるか。盗まれるか、殺されて奪われるか、ハッピーエンドとはならないであろう。ましてや、どこにでも行ける車など、セキュリティもなにもあったものではない。国家政府が、そのようなアイテムを所有している人間を見逃すはずがない。政治犯として世界的に犯罪者扱いされてしまうだろう。アイテムの使用には、十分注意しなければならない。
1. キャビアや金に価値があるのは、少量しか手に入らないからである。一日1000kgも、無から生み出せるような装置があれば、価値はやや減じてしまうだろう。そのような価値の低下は、政治的にも好ましくない。常に暗殺に気をつけなければならない。
3. 知識を吸収とは、一体何を意味するのか。たとえば、必要なときに情報を引き出せるだけならば、インターネットにつながったラップトップと、あまり大差はないだろう。知識と創造性は別である。たとえ、あらかじめ本に書かれた知識しか得られないのであれば、創造性にはあまり役に立たない。インターネットの発展によって、既存の知識を得るコストが極端に下がった現代でも、人間の創造性は、それほど向上していないのである。
4. 果たして、マイケル・ジャクソンは幸せだったのだろうか。
5. 時間を1分間戻せるというのは興味深い。しかし、あらゆる出来事が1分前に戻ってしまうのは、果たして役に立つのだろうか。たとえば、金品を盗んだとしても、時間を戻してしまえば、自分の手元には存在しないわけだ。そもそも、自分の身体自体も、出来事の影響を受ける。もし、自分の身に起きた結果も戻すとなれば、1分間先の記憶はないはずだ。記憶がない以上、単に実験して楽しむということすらできない。たとえば、むしゃくしゃしたからテレビを壊すとする。一分以内に時間を戻せば、テレビは実際には壊れない。しかし、あらゆる出来事はなかったことになるのだから、テレビを壊したという記憶すらないはずだ。それは、起こっていないのだ。もちろん、過去の自分にメモを残すこともできない。自分の身体は、結果を過去に持っていけるとしよう。その場合、だいぶマシにはなる。ただし、自分が銃で撃たれて、助かるために時間を戻したとしても、やはり怪我は治らないことになる。このアイテムには、自分の記憶だけは過去に持っていけるという、都合のいい機能が必要である。
10. 「金貨一枚とは実に少ない。ひょっとしたら、犬の体内には大量に金貨が詰まっているのではないだろうか」、この発想をしてはいけない。
1 comment:
原文の米まで読んでないけど5について
1分戻すことによって「時計の状態が1分前に戻る」と1日1回という制限に意味がない。記憶も持っていけないとなると「クレイのスパコンでしか未来が来ない」
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