2013-06-06

紀伊国屋書店で電子書籍を不正に入手したという事件がよくわからない

紀伊國屋書店「Kinoppy」から電子書籍を不正に入手で2名逮捕 - ITmedia eBook USER

電子書籍不正:被害額2170万円 160人関与か- 毎日jp(毎日新聞)

不正アプリで紀伊国屋書店の電子書籍だましとる : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

もちろん、ニュースを書いている人間の不理解の可能性も考えられるのだが、どうも複数の報道が一貫して伝えることによると、

  • 電子書籍をダウンロード販売する紀伊國屋書店は、iOS用の専用ブラウザーを経由して、正規の購入の際の決済やダウンロード(おそらく閲覧もか?)させていた。
  • 容疑者は、この専用クライアントを改造して、偽の決済情報を送信することで、不正にダウンロードしていた。

これを考えると、どうも紀伊國屋書店はまともな認証を使わず、利用者側の専用ブラウザーが改変されないことを当てにしていた、根本的に頭のおかしい設計をしていたように読める。

この事件に登場するのは、不自由なコンピューターとソフトウェアばかりである。読者はこのような制限コンピューターと不自由ソフトウェアを利用を強制する電子書籍を読んではならない。

4 comments:

Anonymous said...

「頭のおかしい設計をしていた」というのはその通りだと思いますが、何が「よくわからない」のかを書かれた方がよいと思いますよ

Anonymous said...

Appleのアプリ内購入APIが一時期不正使用可能な状態だったからでしょ?
かなり話題になってたし、Appleのアプリ内購入APIを使用していたアプリは皆そういう(不正購入できる)状態だった

Anonymous said...

ほれ
http://www.gizmodo.jp/2012/07/appstore_4.html
http://japan.cnet.com/news/service/35019529/

Anonymous said...

素朴な疑問なのですが、不自由な書籍は問題とされないのですか。