2009-04-20

赤嶺政賢議員、ソマリアへの支援を提案

海賊 派兵で解決せず/襲撃事件減ってない/「対処」法案審議 赤嶺議員が指摘

 自衛隊の海外派兵を拡大・強化する「海賊対処」派兵新法案の審議が十五日、衆院の「海賊対処」特別委員会で始まり、日本共産党の赤嶺政賢議員は、日本を含め各国が艦船を現地に派遣しながら海賊事件は減っていないとして、「自衛隊の派兵では問題の解決にならない」と主張しました。

赤嶺氏は「ソマリア沖海賊問題の解決のためには、ソマリアの安定化が何より重要だ」と強調し、「ソマリアと周辺国の海上警察力の強化支援」を行っていく重要性を指摘しました。そのうえで、この法案は「結局、『海賊対処』を大義に掲げ、自衛隊が世界の海に出かける。そういう法律の仕組みになっている」と批判しました。

えーと、現在ソマリアには政府というものが存在しないのですがご存じでしょうか。警察への支援どころの話ではないのですよ。従って、現実的な警察力の強化支援というと、

ソマリア全土に軍隊を派遣して武装勢力の鎮圧。
ソマリア全土を占領下におき、法律を整え、選挙を行い、民主主義政権を発足させて、独立させる。
しかる後に、警察を組織させる。

警察に支援するためには、まずソマリアに軍隊を投入する所から始めないといけないのですが、気の長い話ですな。何十年もかかることうけあい。はたしてこの人はソマリアが無政府状態であるという現状を知っているのだろうか。そもそも警察なんてものが存在しないのだが、知っているのだろうか。

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