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GNU/Linux用の新しいIME。
今GNU/Linux用には、AnthyとMozcという二大IMEがある(SKKユーザー君はお呼びではない)。ただし、Anthyはもう開発されていない。私は使ったことがないのでわからないが、精度も悪いそうだ。MozcはGoogleが開発を主導しており貢献を受け付けない。修正パッチを送るよりも、どこが間違っているのか文章で説明してくれというぐらい、Googleは第三者のパッチは読まず受け入れずという方針を貫いている。またライブラリ用のインターフェースもなく、他のソフトウェアに組み込みにくいそうだ。
そこで、Red Hatが開発中のIMEがlibkkcだ。何とFedora 19ではデフォルトでanthyをlibkkcに置き換える予定らしい。
Fedora 19といえば、コードネームがシュレディンガーの猫で、2013年6月25日にリリースされる予定だ。
どうもUNIX用のIMEというと、どこかの企業や研究機関等がソースコードを公開して自由なソフトウェアとなったが、その後開発が滞り、保守のみされているものが目立つ。思うに、やはりIMEの開発には自然言語処理の専門的な知識が必要とされ、単にプログラミングできるというだけでは開発できないからなのだろう。そのため、iBusとかuimなどといったIMへの対応などはできても、根本的な開発は出来ずにそのままになってしまうのだろう。
Red Hatといえば、今主流のiBusもRed Hatが開発した。libkkcは主流となれるだろうか。
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