Clangの開発者メーリングリストに、Microsoftから依頼を受けたリクルーターが現れて求人広告を投下している。
The cfe-dev April 2013 Archive by date
[cfe-dev] Microsoft Job Opportunity
なんでも、MicrosoftがClang開発者を雇いたがっているらしい。要件はC++開発経験3年以上、Clang開発者、Clangの機能実装経験とClang AST経験。
雇用期間は6ヶ月で延長の可能性もありとなっている。
一体何をするつもりなのだろうか。
単にC++コンパイラー開発者が欲しいというわけではないだろう。そもそも、Microsoft WindowsにはろくなC++コンパイラーがない。おそらくClangを使って何かをやるに違いない。
ただし、雇用期間が6ヶ月というのも気になる。何か短期の実験的プロジェクトか、あるいはClangの社内教育などだろうか。
すでに、Visual StudioのIntelliSenseに使われているC++パーサーは、EDGのフロントエンドを使っていることがVisual C++ Teamブログで明らかにされている。
Rebuilding Intellisense - Visual C++ Team Blog - Site Home - MSDN Blogs
もはや、C++コンパイラーを自社開発することで技術的優位に立てる時代ではないのだ。とすれば、MSがClangを使うのはおかしくもない。というより、MSVCは悲惨すぎて、とてもではないがC++と呼べるシロモノではない。いっそのことClangにでも変えてしまったほうがいいのではないか。下位互換性はぶっ壊すが、まあ痛みなくして得るものなしだ。不自由ソフトウェアのつらいところよ。
まあ、主に不自由ソフトウェアと制限コンピューターを開発している会社のことはどうでもいいか。
2 comments:
VisualStudioでClangが使えるようになる、というなら諸手を挙げて歓迎するのですが、そんな大それた話じゃなさそうですね。
MSVCでClangが使えるようになりましたね
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